ハロウィンの時期や、煮物を作った日には「かぼちゃを愛犬にも少しあげたい」と思いますよね。結論は、犬はかぼちゃを食べても大丈夫です。ただし、生ではなく柔らかく加熱し、種とワタは取り除いて、味付けなしで少量をが基本になります。皮や種については、出典によって意見が分かれる部分もあるため、そこは正直にお伝えします。
- 犬は、かぼちゃを柔らかく加熱し、味付けなしで少量なら食べても大丈夫(◯)です。
- 生のかぼちゃは避け、種とワタは迷ったら取り除くのが無難です。
- 愛犬に缶詰を与えるなら、かぼちゃ100%のものだけにして、パイ用の味付け品は避けます。
- 毎日必要な食べ物ではなく、フードを減らして少しのトッピングにとどめます。
- 糖尿病など食事管理中の犬は、与える前に獣医師へ相談します。



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- 柔らかく加熱し、味付けなしで少量なら、かぼちゃは食べても大丈夫です
- 生は避け、種とワタは取り除くのが無難です(出典で意見が分かれます)
- 缶詰はかぼちゃ100%のものだけ。パイ用の味付け品は避けます


この記事は、獣医師監修の日本語の解説記事や、獣医師が監修・確認した海外の記事を読み比べて、犬好きの運営者がまとめたものです。運営者は獣医師ではありません。持病や薬のある犬は、与える前に動物病院に相談してください。
🍖 かぼちゃは犬に食べさせていい?結論早見
要点|加熱して味付けなしで少量なら◯ですが、食べさせなければいけないわけではなく少しのトッピングで十分です。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 可否 | ◯(加熱して、味付けなしで少量) |
| 生 | 避ける(硬くて消化しにくい) |
| 種・ワタ | 取り除くのが無難(意見が分かれる) |
| 皮 | 洗えば食べられるとする記事もあるが、硬いのでむく・細かく刻むのが無難 |
| 缶詰・加工品 | かぼちゃ100%のものだけ。パンプキンパイ用の味付け品は避ける |
かぼちゃは、必ず食べなければいけないものではありません。総合栄養食のドッグフードを主食にしているなら、足りない栄養をかぼちゃで補う必要はなく、ほんの少しのトッピングという位置づけで十分です。
🍖 かぼちゃの栄養と、期待しすぎない考え方
要点|栄養は含まれますが、犬での効果を確かめた研究は見当たらないとされ、期待しすぎないのが無難です。


かぼちゃにはβ-カロテンのほか、ビタミンC・E、食物繊維などが含まれます。オールアバウトに掲載されている獣医師(丸田香緒里さん)監修の記事では、これらの成分から抗酸化作用や、便通への働きが期待できる可能性があるとしつつ、「犬がかぼちゃを食べたときの効果を確かめた具体的な研究は見当たらない」とも述べています。
米国のペット医療情報サイトPetMD(獣医師のジェニファー・コーツ氏が監修)でも、かぼちゃは食物繊維やビタミンA・C・E、カリウムなどが多く、軽い便秘や下痢の助けになることがあると紹介されています。一方で、食べすぎれば消化不良になりやすく、本来のフードの栄養バランスを崩す心配があると書かれていました。
つまり、「かぼちゃを食べさせれば便がよくなる」と考えて続けるよりも、「栄養を含む安全な野菜として、少し楽しむ」くらいの距離感がちょうどよさそうです。便の状態が続けて悪いときは、かぼちゃで調整しようとせず、動物病院に相談してください。
🍖 生・皮・種・ワタはどうする?与え方のポイント
要点|生は避け、皮は硬いのでむくか刻み、種とワタは迷ったら取り除きます。


生のかぼちゃ
オールアバウトの記事も、PetMDの記事も、生のかぼちゃは避けるよう書いています。PetMDは、硬くて消化しにくく、喉への詰まりや腸閉塞を起こすおそれがあるためと説明しています。
茹でる・蒸す・焼く・電子レンジなど方法は問いませんが、柔らかくなるまで加熱し、つぶすか小さく切ります。
皮
日本語の記事では、皮は洗えば与えられるが、消化が心配なら切り落とすか細かく刻むとされていました。PetMDは、外側の硬い皮は噛んだり飲み込んだりしにくいため、むいてから調理するよう勧めています。小型犬、子犬、シニア犬には、皮をむいたほうが安心です。
種とワタ
ここは出典で意見が割れています。
- オールアバウトの記事:種は取り除く。煎って加熱しても硬く消化しにくく、市販の種は油や塩で味付けされていることが多いため犬には向かない。
- PetMDの記事:種(パンプキンシード)は殻つきでもなしでも安全。ただし、丸ごとだと小型犬は詰まらせやすいので、煎って細かく砕くのが最も安全。
どちらの記事も「味付けされた種はだめ」という点は共通しています。ここでは「迷ったら取り除く」を基本とし、与えるなら無塩・無添加のものを細かく砕いてごく少量、と考えるのがよいでしょう。ワタや糸状の部分も、消化しにくいため取り除きます。
缶詰・冷凍・加工品
- かぼちゃ缶詰:PetMDは、砂糖・塩・スパイスが入っていない100%のかぼちゃなら安全としています。原材料表示を確認してください。
- 冷凍カットかぼちゃ:原材料がかぼちゃだけなら使えます。硬いので、必ず解凍して柔らかくしてから与えます。
- パンプキンパイ・パイフィリング:砂糖やシナモン、ナツメグなどのスパイスが入っていることがあり、PetMDは避けるよう書いています。キシリトール入りの製品がある可能性にも触れられています。香辛料の注意は犬に唐辛子・香辛料は絶対NGの記事で書いています。
- かぼちゃチップス・プリン・煮物・ポタージュ(人用):油、砂糖、塩、だし、ネギ類などが入りやすいため、取り分けは避けます。
どのくらい与えてよい?量と頻度の考え方
要点|グラム数は断定せず、おやつは1日の食事の10%以内とする考え方があり、最初は爪の先ほどの量からです。
グラム数は犬の体格や食事内容で変わるため、この記事では断定しません。PetMDは、おやつ(かぼちゃを含む)は1日の食事の10%以内にとどめ、90%は栄養バランスのとれたドッグフードにするという考え方を示しています。
日本の獣医師には「20%以内」と呼びかける人もいて、数字には幅があります。フードの量そのものの調整は犬のフードの量はどれくらい?パッケージ表示の見方と調整のコツも参考にしてください。
初めて与えるときは、爪の先ほどの量から。嘔吐、下痢、皮膚のかゆみなどが出ないか数日見たうえで、少しずつ増やします。なお、同じように加熱して与える芋類の考え方は犬はさつまいもを食べても大丈夫?の記事にまとめています。
ビタミンAの話は意見が分かれます
オールアバウトの記事は、β-カロテンは必要な分だけビタミンAに変わるため、かぼちゃでビタミンA中毒になることはないが、毎日大量に与えてよいわけではないと説明しています。
一方、PetMDは、過剰なビタミンAが体にたまる可能性にも触れています。どちらの記事も共通して「大量・毎日は避ける」としているので、トッピング程度の量にとどめることが無難です。
🍖 注意が必要な犬と、食べすぎたときの目安
要点|子犬、シニア犬、糖尿病など食事管理中の犬、お腹が弱い犬は量や与え方に注意します。
注意したい犬・ケース
- 子犬:消化が未熟です。離乳後に子犬用フードで体調が落ち着いてから、柔らかくしたものをごく少量にします。
- シニア犬:噛む力が落ちていることがあるため、つぶす・すりおろすなど食べやすく。
- 肥満気味の犬・糖尿病など食事管理中の犬:PetMDは、糖尿病の犬や療法食を食べている犬では、事前に獣医師に確認するよう勧めています。
- お腹が弱い犬:食物繊維が多いため、与えすぎるとお腹がゆるくなることがあります。
- アレルギーが心配な犬:オールアバウトの記事では、イネ科の植物、じゃがいも、にんじんにアレルギーがある犬は、交差反応を起こす可能性があるため、少量から様子を見るよう書かれていました。
食べすぎた・生のまま食べてしまったとき
かぼちゃをたくさん食べても、多くは軟便や下痢、おならの増加にとどまりますが、念のため与えるのをやめて様子を見てください。次のような様子があれば、動物病院に連絡しましょう。
- 嘔吐が繰り返される、水を飲んでも吐く
- 下痢が続く、血が混じる、元気や食欲がない
- 生のかぼちゃや硬い皮・種を大量に飲み込み、お腹が張っている、苦しそう
- 喉に詰まったようなしぐさ(咳き込む、よだれ、えずく)がある
- パイやスパイス入りのものを食べてしまった(食べたものの名前と量を伝えられるようにしておく)
他の食べ物の可否は、犬が食べていいもの・ダメなもの早見表で調べられます。
よくある質問


- ハロウィンの飾りのかぼちゃを食べてしまった場合は?
-
飾りに使ったかぼちゃは、日が経つとカビが生えたり傷んだりします。ろうそくや塗料、装飾品が付いていることもあります。口にした場合は、状態を確認し、様子がおかしければ動物病院に連絡してください。傷んだものは与えないでください。
- そうめんかぼちゃやコリンキーも同じ?
-
オールアバウトの記事では、そうめんかぼちゃは刻んで与えられるとされています。コリンキーは生で食べて安全かどうかがはっきりしないため、加熱して与えるのが無難と書かれていました。品種による違いが不安なときは、加熱して少量から試してください。
- 毎日トッピングしてもいい?
-
毎日必要な食べ物ではありません。入れるとしても、フードの栄養バランスを崩さない少量にとどめ、体重やうんちの状態を見ながら調整してください。
まとめ
- かぼちゃは、加熱して味付けなしで少量なら犬に与えてよい(◯)
- 生は避ける。種・ワタは取り除くのが無難(出典で意見が分かれる)
- 皮は硬いので、迷ったらむく。缶詰は100%かぼちゃのみ
- パイフィリングや人用の加工品は、砂糖・スパイス・キシリトールの心配があり避ける
- 主食の総合栄養食が基本。糖尿病など食事管理中の犬は獣医師に相談を
この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。
📚 参考にした情報
- アニコム損害保険(犬との暮らし大百科・獣医師監修)|これって犬が食べても大丈夫? 人間の食べ物で与えてNGなものとOKなものをまとめて解説!【獣医師監修】
かぼちゃは果肉だけを与え、種は除いて茹で、カロリーが高いので与えすぎない、という分類(〇)と注意点の裏づけ。 - PetMD(獣医師 Jennifer Coates 監修)|Can Dogs Eat Pumpkin? Benefits, Risks, and Feeding Tips
生のかぼちゃは硬く消化しにくい・詰まりの危険、種は安全だが焼いて砕くのが最も安全、缶詰は砂糖・塩・スパイスなしの100%かぼちゃ、パイフィリングは避ける(キシリトールの可能性)、おやつは1日の食事の10%以内、糖尿病や療法食の犬は獣医師に確認、ビタミンAの蓄積に注意、の裏づけ。 - 環境省|飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(全文版PDF)
間食・おやつは1日に必要なカロリーの20%以内に抑えるという日本側の目安(本文の『日本の獣医師は20%と呼びかける人もいる』の公的な裏づけ)。
※上記の公的・専門機関の情報をもとに、当サイトの言葉でまとめています。内容は獣医師の診察・診断の代わりにはなりません。
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