「うちの子、他の犬に比べてかゆがったり皮膚トラブルが多い気がする」と感じたことはありませんか? 犬のアレルギーはどの犬種にも起こりうるものですが、遺伝的な体質の影響で、特定の犬種で報告数が多い傾向があることが知られています。この記事では、食物アレルギー・皮膚アレルギー(アトピー性皮膚炎)それぞれで名前が挙がりやすい犬種と、なりやすいとされる理由、日頃できる対策を紹介します。
食物アレルギーが出やすいとされる犬種

食物アレルギーについては、ダックスフンド、フレンチブルドッグ、アメリカンコッカースパニエル、ミニチュアシュナウザー、パグなどで比較的多く報告されているとされています。ただし、これらはあくまで「傾向として報告が多い」犬種であり、雑種を含めどの犬種でも食物アレルギーは起こり得ます。実際に食物アレルギーかどうかを見極めるには自己判断せず、除去食試験など獣医師による検査が必要です。詳しい検査の流れは犬の食物アレルギー検査方法で解説しています。
皮膚アレルギー(アトピー性皮膚炎)が出やすいとされる犬種

花粉やハウスダストなど環境中の物質に反応するアトピー性皮膚炎については、フレンチブルドッグ、柴犬、ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、パグ、シーズー、ボクサーなどで発症しやすい傾向が報告されています。獣医皮膚科を受診する犬のうち、およそ1〜2割がアトピー性皮膚炎と診断されるというデータもあり、決して珍しい病気ではありません。発症のピークは生後1〜3歳ごろとされ、若い時期から皮膚の様子に注意しておくとよいでしょう。
なぜ犬種によって差が出るのか

アレルギーの出やすさには遺伝的な免疫の体質が関係していると考えられています。特定の犬種で報告が多いのは、その犬種がもともと持っている免疫システムの働き方に共通した傾向があるためとされます。ただし遺伝だけでなく、生活環境や食事内容など後天的な要因も発症に影響するため、「この犬種だから絶対になる」「この犬種だから大丈夫」と単純に言い切れるものではありません。たとえばロイヤルカナン BHN フレンチブルドッグ(成犬〜高齢犬用)皮膚ケアやロイヤルカナン BHN パグ(成犬〜高齢犬用)皮膚ケアのように、皮膚に配慮した犬種別フードが用意されているのも、こうした傾向が広く知られているためです。
アレルギー体質の犬と暮らす上でのポイント

アレルギーが出やすいとされる犬種を飼っている場合でも、過度に心配しすぎる必要はありません。日頃から次のような点に気をつけておくと、早期発見・早期対応につながります。
- 体をよくかく、舐める、皮膚が赤い・脱毛しているなどの変化がないか定期的にチェックする
- フードを変えた直後に症状が出た場合は、その前後の食事内容をメモしておく
- 症状が2週間以上続く、悪化している場合は自己判断で様子を見続けず動物病院を受診する
食事面のケアとして、アレルギーリスクを軽減する獣医師監修のペットフード【ブラバンソンヌ】
のように、アレルギーリスクへの配慮を打ち出したフードも選択肢の一つとして知られています。ただしフードの切り替えは自己判断で一気に進めず、獣医師に相談しながら進めるようにしてください。
また、特定の肉類に反応が出やすい体質の子には、食べ慣れていないたんぱく源を使ったフードに切り替えるという選択肢もあります。たとえばこだわりを食卓へ 鹿肉ドッグフード【きょうもごちそう】
のように、鹿肉のような低アレルゲンとされる代替タンパク源を使ったフードも選択肢の一つです。
まとめ
フレンチブルドッグや柴犬、パグなど、食物アレルギー・皮膚アレルギーの報告が比較的多いとされる犬種はありますが、遺伝だけでなく環境要因も関わるため、どの犬種でも油断はできません。日頃から皮膚や体調の変化に気を配り、気になる症状が続く場合は早めに動物病院で相談することが、愛犬の負担を減らす一番の近道です。
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この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。


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