散歩しているとよく外で犬を飼ってるのを見る事ありますか?
近年、動物福祉の考え方が広がり、犬の飼育環境に関する基準やガイドラインが以前より厳しくなってきています。
今回は、犬の外飼いに具体的にどんなデメリットがあるのか、そしてなぜ室内飼いが主流になってきたのか、詳しく見てみましょう。



忙しいときは、目次と「まとめ」だけ読んでもだいじょうぶだよ。
- 外飼いは暑さ寒さ・事故・感染症などのリスクが高くなります
- 外飼いそのものが違法ではなく、適切な環境が整っているかが問われます
- どうしても外で飼う場合は、日陰・水・小屋・毎日の観察が最低条件
ルーク隊長は人間の同じ部屋で一緒に暮らしているけど、夏の暑さと、冬の寒さをどうしているのだろう?
・犬の外飼いのデメリット
・なんで外飼いなんてしてたの?
クレジット
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犬を外で飼うデメリット 7つ
要点|天候の影響、事故や脱走、社会性、騒音やにおい、環境への影響など、外飼いの主なデメリットを整理しています。


季節や天候による影響
犬は冬の寒さや夏の暑さに敏感で、外で飼われる場合は適切な保温措置や水を確保する必要があります。また、豪雨や暴風などの天候が悪い日には、犬を室内に移動することができないため、健康リスクが高くなります。
日本の気象条件では、寒冷地域に住む犬にとって特に厳しい環境が考えられます。 障害や凍傷が心配され、屋外での生活が犬にとって苦痛になる可能性が考慮されます。


安全面のリスク
外飼いの犬は脱走や事故に巻き込まれる可能性が考えられます。外部からの危険にさらされる可能性があります。例えば、車や自転車の事故、他の犬とのトラブル、盗難などです。
特に繁忙期や交通量の多い場所では、犬が安全な状態で外で過ごすそれは難しいでしょう。


社会性の欠如
犬は社交的な生き物であり、飼い主や他の人や動物との交流が必要です。外で飼われている場合、他の犬や人との接触が限られ、社会性が欠如することがあります。


騒音や匂いの問題
犬は吠えることがあります。周囲の人々に迷惑をかけないよう、騒音を軽減するための対策が必要ですね。また、排泄物の処理もしっかりと行う必要です。
犬は常に周囲の刺激や外部の状況に敏感です。
外で飼われることで、その影響を受けやすく、ストレスを感じることがあります。攻撃的な行動も外での飼育によって増加する可能性があります。


環境への影響
犬の排泄物は環境に悪影響を与える可能性があるよ。外で飼われる場合は、排泄物の処理が重要です。
犬を外で飼う場合には、いくつかのデメリットが存在します。これらの問題を解決するために、適切な対策を講じる必要があります。
犬は猫と違って首輪されてるから好きな所に行けるのは散歩の時くらいなんです。
犬の外飼いのデメリット
要点|孤独によるストレスや熱中症などの不安、感染症への備え、高齢になったら室内へ移る必要を挙げています。


健康や病気の問題
犬は孤独を感じやすく、外で飼われることでストレスや健康問題が起こります。
また犬は季節の変化に敏感であり、熱中症や低体温症などの健康問題も解決する必要があります。


老犬になった時のケア
犬が高齢になると、室内飼いに移行する必要が出てくることも考えられます。その際、新たな環境に適応できるようサポートしましょう。
💡 なぜ?昔は外で犬を飼っていたの?
要点|番犬・狩猟・家の警備と役割があった昔と違い、今は家族として室内で飼うのが主流になりました。
家畜の番犬


犬は家畜を守る番犬として、外で飼われることが一般的です。犬は野生動物や略奪者から家畜を守るため、夜間や昼間に常に外で見張りをする必要がありました。
狩猟


狩猟犬は、狩猟の際に獲物を追跡する役割を持っています。そのため、犬は飼い主と一緒に外に出て狩りをすることが多くありました。
家の警備犬


犬は家の警備をするためにも飼われていました。昔は家の警備システムがなかったため、犬が夜間に見張りをすることで、不審者を追い払うことができていました。



昔と気候は違うから、夏は熱中症になっちゃうよぉ
また、昔は犬が室内で飼われることはあまり一般的ではなかったんです。犬は役割や用途に応じて、外で飼われることが多かったんですね。しかし、現代では、犬が家庭の一員として飼われることが一般的になり、室内で飼われる犬が主流となっています。
実は、動物福祉の観点から犬の外飼い自体を明確に「禁止」している自治体は、2026年現在ほとんどありません。ただし、環境省の基準では、犬を鎖につなぎっぱなしにして身動きが取れない状態や、悪天候から身を守れない環境で飼育することは、虐待・ネグレクトとみなされる可能性があるとされています。「外飼い=違法」ではなく、「適切な環境を整えない外飼い=問題」という理解が正確です。
💡 犬の外飼いはなぜ減った?数字で見る室内飼いへの変化
要点|2024年は「主に屋外」が6.9%で2020年の9.8%より減少。ただし年ごとに上下があるおおまかな傾向です。
「最近、外で飼われている犬をあまり見なくなった」と感じる方は多いかもしれません。実際のところはどうなのか、ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」(2024年)で、犬の主な飼育場所を確認してみました。
| 犬の主な飼育場所 | 2020年 | 2024年 |
|---|---|---|
| 室内のみ | 27.4% | 27.6% |
| 散歩・外出時以外は室内 | 57.3% | 61.7% |
| 室内・屋外半々 | 5.5% | 3.8% |
| 主に屋外 | 9.8% | 6.9% |
ペットフード協会によると、2024年は「室内のみ」と「散歩・外出時以外は室内」を合わせると約9割(89.3%)で、「主に屋外」は6.9%でした。
2020年の9.8%と比べると、屋外中心の飼い方は少なくなっていることが分かります。
ただし、2021年は8.9%、2022年は5.5%、2023年は5.6%と年によって上下があり、毎年きれいに減り続けているわけではありません。
アンケートをもとにした推計値なので、「おおまかな傾向」として見るのがよさそうです。
同じ調査では、犬の飼育頭数そのものも2013年の約871万頭から2024年の約680万頭へと減っています。外飼いが減った背景には、飼う人の数や暮らし方の変化もあわせてありそうです。
犬の外飼いが減ったと言われる主な理由
調査は「なぜ外飼いをやめたか」を直接たずねたものではないため、ここからは一般に言われている背景を、調べた資料をもとに整理します。
- 犬の役割が変わった:ペット保険相談サービスMOFFMEを運営するWizleapの調査記事(2021年)によると、かつて番犬として飼われていた犬は、いまは愛玩(家族)として飼われることがほとんどで、飼育場所も外から室内へ移っているとされています。
- 暑さ・寒さへの意識が高まった:島根県の啓発資料によると、犬や猫は密な毛に覆われていて汗腺が足の裏にしかないため体温調節が苦手で、短頭種や北方犬種、幼齢や高齢の犬、肥満や持病のある犬は熱中症になりやすいと言われています。猛暑が続く近年、屋外の暮らしを心配する飼い主が増えるのは自然なことです。
- 健康管理・長生きへの関心:アニコムの「家庭どうぶつ白書2023」を紹介した記事では、犬の平均寿命は14.2歳(2021年度)で、犬猫ともに室内飼育が一般的になり事故や病気のリスクが減ったことが長寿化の一因と考えられているそうです。もちろん「外飼いだと短命」と言い切れる比較ではありませんが、室内でこまめに様子を見られる安心感は大きいでしょう。
- 動物福祉の考え方の広がり:後述するように、法律や環境省の基準でも、犬の健康と安全を守る飼い方が求められるようになっています。
💡 犬の外飼いはかわいそう?批判される理由と「絶対悪ではない」という見方
要点|批判の理由と、外飼いを一律に悪とは言えない見方の両方を整理し、犬の安全と健康を基準に考えます。
「犬 外飼い かわいそう」と検索する人が多いのは、SNSやニュースで外飼いへの批判を見かける機会が増えたからかもしれません。ここでは、批判される理由と、一方的に決めつけられない部分の両方を整理します。
外飼いが「かわいそう」と言われる理由
- 暑さ・寒さ・雨風から逃げられる場所が限られ、体への負担が大きくなりやすい
- 飼い主の目が届きにくく、食欲の低下や歩き方の変化など小さな体調変化に気づくのが遅れやすい
- 家族の気配や刺激が少なく、さみしさや退屈を感じやすいのではと心配される
- 脱走、交通事故、いたずら、連れ去りなど、外からのトラブルに巻き込まれる可能性がある
- 吠え声やふん尿のにおいで、近所との摩擦が起きることがある
こうした意見に対して、世の中の見方は割れています。
Wizleapの調査(2021年1月31日〜2月2日、1,129名・犬を飼っていない人も含む)によると、犬の外飼いに「賛成」が24%、「反対」が28%、「どちらとも言えない」が48%でした。
また、外飼いが犬の健康に悪影響を及ぼしうることを「知っている」と答えた人は20%にとどまったとされています。強い批判がある一方で、迷っている人や、そもそも詳しく知らない人も多いのが現状のようです。
一方で「外飼い=絶対悪」とは言い切れない理由
調べた範囲では、犬を外で飼うこと自体を一律に禁じる国の法律は確認できませんでした。環境省の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」も、問題にしているのは外で飼うという事実そのものではなく、犬の健康や安全が守れない環境や、世話の不足、周囲への迷惑です。
また、室内なら安心というわけでもありません。
室内飼いでも、長時間の留守番で運動や関わりが足りなかったり、夏にエアコンを切って熱がこもったりすれば、犬に負担がかかります(島根県の啓発資料も、室内でもエアコン等で適温を保つよう呼びかけています)。
「外か中か」だけで良し悪しを決めるより、その犬にとって安全で、健康が守られているかを見ていくのが大切ではないでしょうか。
外飼いへの批判と、どう向き合えばいい?
外飼いをしている飼い主さんにも、家の構造、犬の性格や体格、家族の事情など、外からは見えない理由があるはずです。批判の声に必要以上に落ち込む必要はありません。ただ、「昔からそうだから」と環境を見直さないままにするのも、犬のためにはなりません。
まずは次のような、できることから少しずつ整えていくのがおすすめです。
- 猛暑日や厳寒日、台風の日だけでも玄関先や室内に入れる
- 日陰と風通しのよい場所、冬の風雨を防げる小屋を確認する
- 毎日、食欲・水の飲み方・歩き方・呼吸の様子を見る
- 散歩やふれあいの時間を意識して増やす
田舎で外飼いが今も残る背景
「外飼い 田舎」と検索される方も多いようです。都市部と地方で外飼いの割合を比べた公的な統計は、調べた範囲では見つかりませんでした。ここからは、一般にそうした地域で外飼いが残りやすいと言われる背景です。
- 一戸建てで敷地が広く、庭や納屋のそばに犬の居場所をつくりやすい
- 畑や家の見回り、不審者への警戒など、番犬としての役割が今も期待されている
- 昔から外で飼うのが当たり前だった家が多く、周囲にも同じ飼い方の家が多いため、違和感が持たれにくい
- 隣の家との距離があり、吠え声などが問題になりにくいと感じられやすい
とはいえ、敷地が広くても暑さ寒さや病気のリスク、シニア期のケアといった犬の側の課題は変わりません。田舎かどうかにかかわらず、犬の様子を基準に考えることが大切です。
🏠 犬の外飼いは法律的にどう考える?環境省の基準と最低限の条件
要点|外飼い自体ではなく、必要な世話や環境が整っていないことが虐待にあたるおそれがあるという整理です。
外飼いと法律については誤解も多いテーマです。
ここでは、e-Govで公開されている「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護管理法)と、環境省の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」の文面を読んだうえで、考え方を整理します。
法的な最終判断は、お住まいの自治体や専門家に確認してください。
動物愛護管理法の考え方
動物愛護管理法の第44条では、犬を含む愛護動物に対して、みだりに給餌や給水をやめることや、健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束して衰弱させること、病気やけがをしているのに適切な保護を行わないこと、排せつ物が堆積した施設で飼うことなどが、虐待にあたるとされています。
罰則は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金です。つまり、「外で飼っているから」ではなく、「必要な世話や環境が整っていないから」問題になる、という整理です。
環境省の飼養管理基準で示されていること
環境省の基準(令和4年の改正版)は、犬については次のような内容を示しています。
- けい留する場合は、犬の行動範囲が道路や通路に接しないよう留意し、健康の保持に必要な運動量を確保するよう努めること
- みだりに、健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束して衰弱させることは、虐待となるおそれがあると認識すること
- 頻繁な鳴き声などの騒音や、ふん尿の放置で、周辺の住民の生活に著しい支障を及ぼさないよう努めること
- さく等で囲まれた自己の所有地や屋内など、危害や迷惑を及ぼさない場所を除き、犬の放し飼いをしないこと
- 飼養施設は、日照や通風、温度・湿度の維持、衛生状態に配慮し、逃げ出しにくい構造にすること。逸走に備え、マイクロチップなどで所有者を明示すること
「〜するよう努めること」という書きぶりが多く、すべてが罰則つきの義務というわけではありません。それでも、犬の健康と周囲への配慮を前提に飼うことが求められている、と読み取れます。
なお、自治体によっては条例で飼い方に独自の定めがある場合もあるため、念のため確認しておくと安心です。
どうしても外で飼う場合の最低条件
住環境や犬の性格などで、すぐには室内に迎えられないご家庭もあるでしょう。その場合に、最低限そろえておきたいポイントを挙げます。
- 日陰と風通し:島根県の啓発資料によると、夏場だけでも玄関先や涼しい日陰に避難させることを考え、難しい場合は1日中日陰になる場所と風通しのよい場所を必ず作るよう勧められています。
- 水と寒さ対策:冷たい水をいつでも飲めるようにこまめに交換し、冬は風雨をしのげる小屋を用意します。
- つなぎっぱなしにしない:短い鎖で動けない状態を避け、運動や散歩、ふれあいの時間をとります。
- 毎日の観察:犬は具合が悪くても自分では伝えられません。異常があればかかりつけの動物病院に相談しましょう。
- 感染症・寄生虫の予防:外では蚊やノミ・ダニに触れる機会が増えるため、フィラリア予防や定期的な予防について、かかりつけの動物病院に相談しておきましょう。
- 近隣への配慮:吠え声やふん尿のにおいで周りに迷惑をかけないよう、日々の掃除や無駄吠えへの対策を心がけます。
- シニア期の見直し:年齢とともに体温調節や足腰が弱ってきたら、室内への切り替えを前向きに検討しましょう。老犬介護の準備の面でも、室内のほうが様子を見守りやすくなります。
そして、猛暑日や厳寒日、台風の日などは、可能な範囲で室内や玄関に入れてあげることをおすすめします。熱中症が疑われるようなぐったりした様子や、荒い呼吸が続くときは、体を冷やしながらすぐに動物病院へ連絡してください。
人間と同じに考えて
要点|犬は社交的で、室内なら外部の危険や気候の変化から守られます。外で飼うなら幸福と安全を最優先に整えます。


犬は社交的な動物であり、家族や他のペットと一緒に過ごすことが好きです。
また、室内にいることで安全に保たれ、外部からの危険や気候の変化から守られることができます。
外での飼育を選択する場合でも、犬の幸福と安全を最優先にするための適切な環境を整えることが大切です。
外での飼育は飼い主としての責任であり、犬の幸福を確保するために適切なケアを提供することをお願いいたします。
よくある質問
- 犬を外で飼うことは法律違反ですか?
-
外飼いそのものが違法というわけではありません。ただし、鎖につないだまま身動きが取れない状態や、暑さ・寒さから身を守れない環境で飼育することは、動物愛護管理法上の虐待・ネグレクトとみなされる可能性があります。適切なシェルターと十分なスペース、水を用意することが最低限の条件です。
- 外飼いから室内飼いに切り替えることはできますか?
-
可能です。ただし、外での生活に慣れた犬にとっては大きな環境の変化になるため、最初はケージやサークルで専用スペースを用意し、少しずつ室内での生活に慣らしていくとスムーズです。不安な様子が続く場合は、ドッグトレーナーに相談するのも良い方法です。
- どうしても外飼いせざるを得ない場合、最低限気をつけるべきことは?
-
直射日光や風雨を防げる断熱性のある小屋、常に新鮮な水、真夏・真冬は特に体調の変化がないか毎日こまめに様子を確認することが最低限必要です。可能であれば、猛暑日・厳寒日だけでも室内に入れてあげることを検討してください。
- 犬の外飼いは本当に減っているのですか?
-
ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」によると、犬の主な飼育場所が「主に屋外」の割合は、2020年の9.8%から2024年は6.9%でした。年ごとに上下はありますが、「室内のみ」と「散歩・外出時以外は室内」を合わせて約9割となっており、室内中心の飼い方が主流です。
- 近所の人に外飼いを批判されました。どう考えればよいですか?
-
外飼い=悪と決めつける必要はありませんが、暑さ寒さ、事故、騒音といった心配の声が出るのは、犬の健康や周囲への影響が見えにくいからかもしれません。まずは日陰や小屋、水、毎日の観察、散歩の時間など、できるところから環境を整えていきましょう。それでも不安な場合は、かかりつけの動物病院や自治体の動物愛護担当に相談するのも一つの方法です。
専門家に確認しました
身内のドッグトレーナーに確認したところ、「外飼いから室内飼いへの切り替え相談は年々増えている」とのことでした。特にシニア期に入ってから室内に切り替える家庭が多く、早めに室内での生活に慣らしておくと、老後の介護もしやすくなるとアドバイスをもらいました。
この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。



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