▶︎犬の悩み解決する無料動画◀︎

動物病院代が高くて不安|急な医療費の目安と備え方

動物病院代が高くて不安

※本ページはプロモーションが含まれています

結論

愛犬の具合が悪くなって動物病院へ行ったら、思ったより会計が高くて驚いた。そんな経験から、「次に何かあったらいくら必要なんだろう」と不安になる飼い主さんは多いようです。結論として、動物病院の料金は病院ごとに自由に決められていて、相場の幅が大きいため、あらかじめ「平均的な目安」と「自分の家で用意できる額」を知っておくことが、いちばんの備えになります。

この記事の結論
  • 動物病院の料金は病院ごとに決まり、同じ検査でも犬の医療費に大きな差が出ます。
  • 犬の年間診療費は年齢とともに増え、10歳以上の平均は約17.3万円です。
  • 犬の医療費の備え方は、貯金・保険・両方の3通りがあります。
  • 貯金は5万円から、10万〜20万円、30万円前後と段階的に目標を決めます。
  • 愛犬の具合が悪いときは、費用を心配して受診を遅らせず病院に相談します。
ルーク隊長

気になるところは、目次からすぐに飛べるよ!

📌 この記事の3つのポイント
  • 動物病院の料金は病院ごとに決まり、同じ検査でも差が出ます
  • 年間診療費は年齢とともに増え、10歳以上は平均約17.3万円
  • 備えは貯金・保険・両方の3通りで、段階的な目標額もあります
動物病院で診察を受けるルーク隊長のイラスト

この記事では、日本獣医師会の診療料金調査とアニコム損害保険のデータをもとに、医療費の目安と備え方を整理します。病気の症状や治療内容そのものについては触れません。具合が悪そうなときは、費用を心配して受診を遅らせず、動物病院に相談してください。

目次

🏥 動物病院の料金はどう決まる?

要点|公的な料金制度がなく各病院が決めるため、1日ドックは5,000円台から3万円超まで幅があります。

貯金箱と保険の盾とルーク隊長のイラスト

人の医療は公的な医療保険で料金がそろっていますが、犬など動物の診療には同じような制度がなく、料金は各病院が決めます。日本獣医師会が令和3年8〜10月に行い、令和5年9月に公表した「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」(小動物診療施設の開設者1,096件が回答)には、全国の病院の料金のばらつきが示されています。

項目料金(中央値)前回(平成27年)
初診料1,500円1,386円
再診料750円726円
時間外診療(深夜)6,250円4,513円
健康診断(1日ドック)16,250円14,021円

日本獣医師会は、全体として診療料金が引き上げられている状況だと報告しています。さらに、1日ドックの料金は、5,000円台の施設から3万円を超える施設まで広がっています。同じ検査でも、病院によって2倍以上の差が出る可能性があります。

実際にどれくらい医療費を払っている?

要点|アニコムの調査では年間治療費は89,120円で、年齢が上がるほど平均が大きく増えます。

アニコム損害保険の「2025年のペットにかける年間支出調査」(同社のペット保険契約者5,494名、2025年1〜12月)では、犬のけがや病気の治療費は年間89,120円で、前年の110.9%でした。

2022年の調査では治療費が約6万7,000円、ワクチンや健康診断などの予防費が約3万4,000円と紹介されています。保険契約者の調査である点には注意が必要です。

年齢でも大きく違います。アニコムの「家庭どうぶつ白書2025」(2023年4月〜2024年3月の保険契約データ)では、犬の年間診療費は次のとおりです。

年齢平均中央値
0〜4歳52,613円21,860円
5〜9歳88,362円39,358円
10歳以上172,742円99,346円

平均が中央値の2倍前後になっているのは、一部の犬に高額な治療費がかかっているためと考えられます。報道では、骨折の手術と入院で30万円ほどかかるケースがあるとも紹介されています。

「普段は数万円で済むが、数年に一度、数十万円になることがある」と考えておくと、備えるべき金額のイメージがつかみやすくなります。

医療費が膨らみやすい場面

要点|時間外の診察、検査の重なり、手術・入院、シニア期の通院が費用の増えやすい場面です。

費用が大きくなるのは、一般的に次のような場面です。

  • 時間外・夜間の診察:深夜診療の料金(中央値)は、通常の初診料の4倍以上です。
  • 検査が重なるとき:血液検査、画像検査などが組み合わさると、診察料より検査料のほうが大きくなります。
  • 手術や入院:麻酔、手術、入院にかかる費用が加わります。
  • 年齢を重ねてからの通院:シニア期は通院の回数が増え、薬や検査が続くことがあります。

日頃の予防や、早めの受診が結果的に医療費を抑えることもあります。予防の基本は犬のワクチン完全ガイドを参考にしてください。

💰 備え方は「貯金」「保険」「両方」

要点|貯金・保険・両方の3つの考え方と、貯金の目標額を5万円から段階的に決める方法を紹介します。

医療費への備え方は、大きく3つの考え方があります。

  1. 貯金で備える:犬専用の口座や封筒を作り、毎月一定額を入れておきます。使わなかった分が手元に残る一方、貯まるまでに時間がかかります。
  2. 保険で備える:毎月の保険料と引き換えに、治療費の一部が戻ってきます。補償の範囲や上限、年齢による保険料の変化を確認する必要があります。詳しい見方はペット保険は必要?入る前に知りたい考え方と比べる視点にまとめました。
  3. 両方を組み合わせる:通院などの小さな出費は貯金で、手術・入院などの大きな出費は保険で、と役割を分けます。

貯金で備えるときの目標額の決め方

目標額に決まりはありませんが、次のように段階を作ると続けやすくなります。

  1. 第1段階:5万円…診察と検査が重なっても慌てない額。アニコムのデータで、5〜9歳の年間診療費の平均(約8.8万円)に近づける意識で、まずここを目指します。
  2. 第2段階:10万〜20万円…10歳以上の年間診療費の平均(約17.3万円)を一つの目安にします。
  3. 第3段階:30万円前後…手術や入院が必要になった場合の備えです。報道されている骨折の手術・入院の例(30万円ほど)を参考にしています。

毎月3,000円を積み立てると、1年で3万6,000円、3年で約10万8,000円です(私の単純計算)。給料日に自動で別口座に移す設定にしておくと、使い込まずに続けられます。取り崩したあとは、また積み立て直します。

どれを選んでも、「いつでも使える現金」が少しあると安心です。貯金で備える場合の進め方は、同じカテゴリの別の記事でも取り上げます。

治療費を考えるときの動き方

要点|始める前に費用の目安を聞き、予算や優先順位を伝えて相談する動き方をまとめます。

実際に動物病院へ行ったとき、費用の不安を抱えながら黙って受けるのではなく、次のように相談してみてください。

  • 検査や治療を始める前に、おおよその費用と、治療の流れを尋ねる。
  • 「予算は〇〇円くらいまでです」と伝え、優先順位をつけて相談する。
  • 検査や治療の選択肢が複数あるときは、それぞれの費用と、期待できること・リスクの違いを聞く。
  • 支払い方法(クレジットカードなど)が使えるかを事前に確認しておく。
  • 日頃から、かかりつけの病院を1か所決めておく。経過や体質を把握してもらえると、検査の重複を減らせます。

獣医師は診断や治療の専門家です。費用を理由に必要な診察を先延ばしにしないよう、お金の心配は遠慮せずに正直に話すことが大切です。

よくある質問

考えるルーク隊長のイラスト
動物病院によって料金が違うのはなぜですか?

診療料金を病院が自由に決めているためです。設備や検査機器、診察時間、地域の物価などによって差が出ます。高い病院が悪い、安い病院が良いという単純な話ではなく、診察内容と説明の丁寧さも含めて、かかりつけを選ぶ材料にするとよいでしょう。

夜間や休日に診てもらえる病院の料金は高いですか?

日本獣医師会の調査では、深夜診療の料金(中央値)は6,250円で、通常の初診料より高く設定されています。診察料に加えて、検査や処置の費用がかかります。夜間救急の病院は、前もって調べておくと慌てずに済みます。

老犬になってから医療費は増えますか?

アニコムのデータでは、10歳以上の年間診療費の平均は約17.3万円で、0〜4歳の約5.3万円より大幅に高くなっています。ただし、個々の犬の健康状態によって大きく違います。シニア期の暮らし全体は老犬介護完全ガイドもご覧ください。

去勢・避妊手術の費用は、ペット保険で出ますか?

去勢・避妊は病気の治療ではないため、対象外とする保険会社が多いです。他の傷病の治療として行う場合は例外もあるので、約款で確認します。

犬の混合ワクチンの費用の目安は、いくらですか?

日本獣医師会の令和3年調査の中央値は、5〜6種が6,250円、8〜10種が8,750円です。種類や病院で変わるため、接種前に確認します。

手術の見積もりには、何が含まれますか?

日本獣医師会の調査では、手術料と麻酔料は別の項目です。麻酔・検査・入院・薬が別料金かどうかと、総額の目安を、手術前に聞いておきます。

CTやMRIは、どの動物病院でも受けられますか?

受けられるとは限りません。日本獣医師会の調査では、CT(造影なし)は回答施設の89.6%、MRIは92.6%が対応外でした。

犬の検査・ワクチン・麻酔の費用は、いくらくらいですか?

検査やワクチンの費用は、日本獣医師会の令和3年調査の中央値で目安がつかみやすくなります。たとえば混合ワクチンは5〜6種で6,250円、生化学のスクリーニング検査は6,250円、CT検査は35,000円です。

この調査は、小動物診療施設1,096件が料金帯で回答したものです。回答は料金帯ごとに集計されているため、表の金額は目安として見てください。実際の料金は病院ごとに変わります。

項目料金の目安(中央値)補足
犬の混合ワクチン(5種・6種)6,250円
犬の混合ワクチン(8種・9種・10種)8,750円
血液検査(CBC)1,500円麻酔料は除く
血液検査(生化学・スクリーニング)6,250円麻酔料は除く
エックス線検査(単純撮影)4,000円麻酔料は除く
腹部エコー4,000円麻酔料は除く
内視鏡検査22,500円麻酔料は除く。回答施設の57.4%が対応外
CT検査(造影なし)35,000円麻酔料は除く。回答施設の89.6%が対応外
MRI検査45,000円麻酔料は除く。回答施設の92.6%が対応外
全身麻酔11,250円手術料とは別の項目として調査

CTやMRIなどの大きな検査は、対応していない施設が多くなっています。検査が必要になったときは、設備のある病院で受けることもあります。

検査や処置を受ける前に、費用の目安を獣医師に聞いておくと安心です。症状が続くときは、費用を心配して受診を遅らせず、動物病院に相談してください。

犬の手術費用は、いくらくらいですか?

犬の手術料は、体重10kgの犬の場合、去勢が17,500円、避妊が27,500円、骨折の手術が62,500円です(いずれも中央値、麻酔料は除く)。手術の種類によって、料金に大きな差があります。

日本獣医師会の調査では、手術料は麻酔料を含めず、犬は体重10kgの料金を聞いています。実際の請求では、麻酔料のほか、検査・入院・薬が加わるため、総額は表より大きくなります。

手術(体重10kg・麻酔料除く)料金の目安(中央値)対応外と答えた施設の割合
犬の去勢17,500円2.4%
犬の避妊(卵巣子宮切除)27,500円3.6%
腫瘤切除(皮膚のしこり)22,500円2.7%
乳腺腫瘍の全切除45,000円8.5%
子宮蓄膿症45,000円3.1%
胃切開45,000円7.6%
腸切開45,000円7.3%
膀胱切開35,000円6.8%
大腿骨骨折62,500円40.6%
膝蓋骨脱臼62,500円45.4%
前十字靱帯断裂(関節外法)62,500円56.5%
椎間板ヘルニア(片側椎弓切除)87,500円69.5%
椎間板ヘルニア(ベントラルスロット)125,000円80.9%

同じ手術でも、病院による差は小さくありません。大腿骨骨折の手術料は、回答が15,000〜20,000円未満から300,000円以上まで広がり、最も多かったのは50,000〜75,000円未満でした。

整形外科や神経外科の手術は、対応外と答えた施設が約4割から約8割にのぼります。手術が必要と言われたときは、手術前に見積もりと内訳(麻酔・入院・検査・薬)を聞いてください。

ペット保険に入っていれば、検査や手術の費用は全額戻りますか?

全額は戻りません。保険会社の公式案内では、去勢・避妊手術、健康診断、ワクチンなどの予防の費用、保険期間の前からある傷病は、補償の対象外とされています。

補償の範囲は、保険会社と商品ごとに違います。次の項目は、加入前に重要事項説明書と約款で確認してください。

確認する項目保険会社の案内にある内容
補償対象外去勢・避妊、出産、断耳・断尾、健康診断、予防目的のワクチンやノミ・ダニ・フィラリア予防は、対象外とされる例があります。
保険期間前の傷病保険期間が始まる前から患っていた傷病や、前に獣医師が見つけていた先天性異常は、対象外とされる例があります。
免責金額診療費が一定額に届かないと保険が使えない商品があります。診療費が約2,300円で免責金額が3,000円なら、全額が自己負担になる例が示されています。
待機期間初めて加入した年度に設けられることが多く、待機期間中に発症した病気は対象外になる例があります。ケガは加入初日から対象の例もあります。
告知義務病気・先天性の異常・ケガは正しく伝えます。伝え漏れがあると、保険金が支払われず、契約が取り消されることがあります。
更新健康状態によって、保険料が上がったり補償が制限されたりする条件付きの更新になる商品があります。
支払いの条件商品によっては、通院を補償しない、補償対象額が30,000円に満たないと支払われないといった条件があります。

保険に入る・入らないは、家計と愛犬の年齢に合わせて決めます。保険で戻る金額だけでなく、対象外の費用を貯金で用意しておくことも考えてください。

この追記の出典

まとめ

チェックリストの横に座るルーク隊長のイラスト
この記事のポイント
  • 動物病院の診療料金は病院ごとに決まり、同じ検査でも差が大きい。
  • 日本獣医師会の令和3年調査では、初診料の中央値は1,500円、深夜診療は6,250円、1日ドックは16,250円。
  • アニコムのデータでは、年間診療費は年齢とともに増える。平均は一部の高額治療に引っ張られるため、中央値も合わせて見る。
  • 備え方は貯金・保険・両方の3通り。いざというときに使える現金を少しずつ用意する。
  • 費用が心配なときは、診察の前に目安を聞き、優先順位を獣医師と相談する。

金額は調査時点のものです。実際の料金は、受診する動物病院でご確認ください。年間の支出全体は犬を飼うと年間いくらかかる?で整理しています。

この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。

大丈夫だよと安心させるルーク隊長

🐾 大丈夫、ひとりで悩まないでね

気になる症状が続くときは、早めに動物病院へ相談してね。ルーク隊長はいつでもそばにいるよ。

Follow me!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次