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犬にしらすは食べていい?塩抜きの方法と量の目安・生と佃煮の注意

犬にしらすは食べていい?塩抜きの方法と量の目安・生と佃煮の注意

※本ページはプロモーションが含まれています

結論

犬にしらすは、塩分をきちんと減らして、少量を加熱したものなら与えられる食べ物です。ただし、市販のしらす干しや釜揚げしらすはそのままだと塩分が多めなので、湯通しなどの塩抜きが前提になります。生しらすや佃煮などの味付き品は控えましょう。

ルーク隊長

忙しいときは、目次と「まとめ」だけ読んでもだいじょうぶだよ。

📌 この記事の3つのポイント
  • 塩抜きした釜揚げ・しらす干しなら少量OK
  • 生しらす・佃煮・ふりかけなど味付き品は避ける
  • 毎日ではなくときどきのトッピング程度に

「しらす」は小さくて柔らかく、ごはんのトッピングにしやすい魚です。その手軽さのぶん、人の感覚でひとつかみ載せてしまうと、小さな犬にはあっという間に塩分も量も多くなります。

この記事では、しらすの種類ごとの違い、塩抜きの考え方、量の目安、与えないほうがよい場面、動物病院へ行く目安を順番に整理します。なお、運営者は獣医師ではなく犬好きの個人です。

持病のある子や体調に不安がある子は、与える前にかかりつけの動物病院に確認してください。

目次

犬にしらすはあげていい?結論は「塩抜きして少量・加熱品」

要点|問題は魚そのものより、加工で入る塩分と与える量

しらすはイワシ類などの稚魚で、魚そのものは犬の食事に使える食材です。問題になりやすいのは魚の安全性よりも、加工の段階で入る塩分と、与える量のほうです。

犬が塩分を摂りすぎたときのことについて、MSDマニュアル(ペットの飼い主向けページ)は、塩分の過剰摂取に飲水量の不足が重なったときに起こる塩中毒として説明しています。

水を十分に飲めている限り中毒はほとんど起こらないとされていますが、一度に大量に摂ったときの症状は消化器と神経に出るとされ、重いものは命にかかわることがあります。

しらすのトッピング程度でこうなる可能性は低いと考えられますが、「塩分の多い食品は、量と回数を決めて与える」という基本を押さえておくことが大切です。

塩分については、犬の塩分の摂りすぎに注意|症状と1日の適切な摂取量の目安でも詳しくまとめています。

この記事での結論を3行にすると、次のとおりです。

  • 与えるなら、湯通しして塩気を減らした「しらす干し」か「釜揚げしらす」を少量
  • 生しらす、佃煮、ふりかけ、味付き・調味液入りのものは避ける
  • 毎日たっぷりではなく、トッピングとして少しだけ。持病があれば事前に獣医師へ

しらすの種類別|犬に向く・向かないもの一覧

要点|干し・釜揚げは湯通し後に少量、生・佃煮・加工品は避ける

スーパーで「しらす」として並んでいるものには、いくつかの種類があります。見た目が似ていても、塩分や加工の度合いが違うので、パッケージの表示を見て選びます。

種類犬に与える場合ひとこと
しらす干し(半乾燥)湯通ししてから少量塩水で茹でて干してあるため、塩気は強め。塩抜きが前提
釜揚げしらす湯通ししてから少量茹でてあるので加熱はされているが、塩分はある。しらす干しと同様に湯通し
ちりめんじゃこ・ちりめんしらす(乾燥が進んだもの)基本は控える(与えるなら念入りに塩抜き)乾燥が進むほど塩分が濃くなりやすく、固さもある
生しらす(冷凍・生食用)避ける生の魚介は衛生面の不安があるため、犬には加熱したものが無難
食塩無添加・減塩をうたう製品表示を確認したうえで少量それでも魚自体の塩気はある。添加物や調味料が入っていないかも確認
佃煮・ふりかけ・しらす入り加工品与えない砂糖・醤油・みりん・だしなどの味付きで、塩分も糖分も多い

「食塩無添加」と書いてあっても、何も味がついていないという意味ではない点に注意です。原材料名の欄を見て、しらす以外のものが入っていないかも合わせて確認しましょう。迷ったら、その商品は犬には使わないほうが安心です。

なお、しらす干しにはごくまれに、小さなエビやカニの仲間が混じっている製品があるとされています。甲殻類に反応した経験のある犬は、人用の食品でも念のため注意しておくと安心です。

⚠️ いちばんの注意点は塩分|塩抜きのやり方と限界

要点|湯通しで塩気は減らせるが、抜けた量は一定でない。湯は捨てる

人の食事でも、しらす干しは塩分が気になる食品として扱われます。犬は体が小さいので、人にとって「ひとつまみ」でも、体重あたりで見れば塩分の割合は大きくなります。そこで、与える前にひと手間かけて塩気を減らします。

家庭でできる塩抜きの手順

  1. 必要な分だけ、茶こしや小さなざるに取る
  2. 熱湯を回しかけるか、小鍋のお湯に短時間くぐらせる(長く茹ですぎると崩れて扱いにくくなります)
  3. ざるで湯をよく切り、キッチンペーパーで軽く水気を押さえる
  4. 人肌程度まで冷ましてから、いつものごはんにほぐして混ぜる

湯通しに使ったお湯には塩分が溶け出しているので、そのお湯は犬に与えず捨ててください。「だしのように使えば香りがよい」と考えたくなりますが、塩分を戻してしまうことになります。

塩抜きの限界を知っておく

湯通しや水にさらす方法で塩気は減らせますが、どのくらい抜けるかは、製品の塩分、しらすの大きさ、湯に通す時間によって変わります。つまり「塩抜きしたから大丈夫」と考えて量を増やさないことが大切です。

あくまで、少量を使う前提で、さらに塩分を下げるための工夫と考えてください。

ほかの小魚と比べたい場合は、犬は煮干し・ししゃも・小魚を食べていい?塩分と骨・マグネシウムも参考になります。しらすは骨が小さく柔らかいぶん扱いやすい一方、塩分の考え方は煮干しなどの小魚とよく似ています。

🔧 量と頻度の目安|体格別・初めて与える日のやり方

要点|ひとつまみから始め、週に数回までの少量トッピングに

しらすの量について、公的に決まった基準はありません。ここでは、犬の食事全般で言われる「トッピングは主食を減らしてまで足さない」「少量から始める」という考え方をもとに、一般的な目安のイメージをまとめます。

体重・年齢・持病で適量は変わるため、あくまで出発点として使い、かかりつけの獣医師の指示がある場合はそちらを優先してください。

体格のイメージ1回の量の目安(湯通し後)頻度の考え方
超小型犬(〜4kgほど)ひとつまみ程度毎日ではなく、週に数回までにとどめる
小型犬(5〜10kgほど)小さじ1/2杯くらいまで同上
中型犬(10〜25kgほど)小さじ1杯くらいまで同上
大型犬(25kg〜)小さじ2杯くらいまで同上

上の量は、私が一般論としてイメージしやすいように整理した目安で、公的な基準値ではありません。「この量までなら問題が起きない」という保証でもありません。体の小さな子ほど、見た目の量が少なくても影響が出やすいので、少なめから始めるほうが無難です。

初めて与える日のポイント

  • 最初は「ひとつまみ」から。ごはんに混ぜて様子を見る
  • 与えた当日〜翌日は、うんちの状態、吐いていないか、体をかゆがっていないかを観察する
  • ほかの新しい食材(おやつなど)と同じ日に始めない。何が原因か分からなくなる
  • 問題がなければ、少しずつ量を増やすのではなく、上の目安の範囲で「たまのトッピング」にとどめる

おやつやトッピングは、まとめて1日のカロリーに入ります。しらすは1粒が小さくて数えにくいので、いつの間にか量が増えがちです。計量スプーンで測っておくと、与えすぎを防げます。

与え方の工夫

  • いつものフードの上にぱらっと載せ、全体を軽く混ぜると、しらすだけ先に食べ切ってしまうのを防げます
  • 湯通しをまとめて行う場合は、1回分ずつ小分けにして冷蔵し、その日のうちに使い切る(保存する場合も、人用の食品と同じく早めに)
  • ウェットフードやふやかしたフードに混ぜると、口当たりがやわらかくなり、食べ慣れていない子にも試しやすくなります
  • しらすを「ごほうび用おやつ」にする場合も、1日にもらえる量は上の目安の範囲内で。トレーニングで何度も与えると、あっという間に超えてしまいます

しらすを控えたい犬・気をつけたいケース

要点|腎臓・心臓の持病、療法食、アレルギー体質の犬は事前に相談

しらすは、健康な犬のトッピングとしては扱いやすい食材ですが、次のような場合は、与える前にかかりつけの動物病院に相談してください。

  • 腎臓や心臓に持病がある犬:塩分の管理が必要になることがあるため、自己判断で足さない
  • 療法食を食べている犬:栄養バランスを調整したフードに、人用の食品を足すと意図が崩れることがある
  • 皮膚の赤み・かゆみ・下痢などを繰り返す犬:食材が合っていない可能性もあり、新しいものは慎重に。食物アレルギーについては犬のアレルギーが出やすい犬種一覧|食物・アトピー別と症状・受診の目安も参考にしてください
  • 子犬・老犬:胃腸が敏感なことがある。量はさらに少なめに
  • 肥満気味の犬:しらす自体は低カロリーでも、トッピングが積み重なると総摂取量が増える

また、しらすは「ごはんの食いつきが悪いときのトッピング」として使われることがありますが、食欲が落ちた理由がほかにある場合は、トッピングで食べさせて済ませないようにしましょう。食欲不振の見方は犬がご飯を食べない原因と対処法|おやつは食べる時の受診目安にまとめています。

🏥 しらすを食べたあとの様子と動物病院へ行く目安

要点|嘔吐の繰り返しやふらつきがあれば早めに病院へ電話

人用の味付きしらす(佃煮、ふりかけ、調味液入りなど)を食べてしまった、あるいは一度に大量に食べてしまった場合は、体格や量にもよるため、「少しだけだから」と決めつけず、様子を見ながら早めに動物病院へ電話で相談してください。

夜間・休日は、救急対応の病院に連絡します。無理に吐かせようとするのは避け、食べた量・商品名・時間を伝えられるように準備します(パッケージを持っていくか、写真に撮っておくと役立ちます)。

様子を見てよいことが多いケース

  • 湯通ししたしらすをひとつまみ食べて、元気も食欲もいつもどおり
  • うんちが少しやわらかくなったが、1日で戻り、元気がある

早めに動物病院へ連絡したいサイン

⚠️ ここをチェック
  • 何度も吐く、水を飲んでもすぐ吐く
  • 下痢が続く、血が混じる
  • ふらつく、震える、ぐったりして反応が鈍い
  • 水をがぶがぶ飲み続ける、または逆に全く飲まない
  • 顔や体が腫れる、強いかゆみで体をこすり続ける
  • 呼吸が荒い、苦しそう

とくに塩分の多いものを食べたあとに、ふらつきや震えなど神経の症状が見られるときは、緊急性が高い可能性があります。

Pet Poison Helplineも、塩の摂りすぎでは嘔吐・下痢のほか、ふらつき、見当識の低下、震え、けいれんなどが見られることがあるとして、すぐに獣医療を受けるよう案内しています。

また、塩や塩水を使って吐かせようとしてはいけないとも明記されています。

よくある質問

しらす干しは塩抜きなしでも少しなら大丈夫?

少量なら直ちに問題になるとは限りませんが、体が小さい犬ほど塩分の影響を受けやすくなります。手間は少ないので、湯通しして与えるのが無難です。習慣的に塩抜きなしで与えるのは避けてください。

子犬や老犬にもあげていい?

与える場合は、成犬よりさらに少なめにし、ごく少量から様子を見ます。子犬は食事全体の栄養バランスを崩さないことが大切で、老犬は腎臓や心臓の持病が隠れていることもあります。月齢や年齢が気になるときは、先にかかりつけ医へ確認してください。

生しらすは新鮮なら食べさせてもいい?

新鮮さに関係なく、生の魚介類は衛生面の不安があるため、犬には加熱したものが無難です。生しらすは避け、釜揚げやしらす干しを湯通しして使いましょう。

毎日あげてもいい?

毎日の習慣にはしないほうがよいと考えます。塩分が積み重なりやすいうえ、特定の食材に偏ると栄養バランスも崩れます。「ときどき」のトッピングにとどめてください。

まとめ

この記事のポイント
  • しらすは、湯通しして塩気を減らした釜揚げ・しらす干しを、少量なら与えられる
  • 生しらす、佃煮、ふりかけなど味付き・調味液入りのものは与えない
  • 湯通しに使ったお湯は塩分が溶けているので、犬には与えず捨てる
  • 量は「ひとつまみ〜小さじ数杯」の範囲で、体格に合わせて少なめ。毎日ではなく、ときどきのトッピングに
  • 持病がある犬、ふらつきや嘔吐などが出たときは、様子見せず動物病院へ。ほかの食べ物の可否は犬が食べていいもの・ダメなもの早見表で確認できます

📚 参考にした情報

※上記の公的・専門機関の情報をもとに、当サイトの言葉でまとめています。内容は獣医師の診察・診断の代わりにはなりません。

この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。獣医師ではありません。くわしくは編集方針をご覧ください。

おいしそうなルーク隊長

🐾 おいしく食べて、元気いっぱいに!

愛犬のごはん選びの参考になったらうれしいな。

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