眠っている愛犬が、足をぴくぴく動かしたり、小さく「クゥン」と鳴いたり、しっぽを振るように動かしたりする姿を見たことがある飼い主さんは多いはずです。まるで夢を見ているかのようなこの様子、実際のところどうなのでしょうか。この記事では、犬の睡眠の仕組みと、夢を見ている可能性についての科学的な見解をまとめました。



ひとつずつ、やさしく整理していくね。
犬の睡眠とレム睡眠


犬の睡眠は、人間と同じように浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を繰り返しています。レム睡眠中は、体は休んでいても脳は活発に働いている状態で、この間に夢を見ると考えられています。
犬はレム睡眠の割合が、全体の睡眠時間のうちおよそ20〜30%程度を占めるとされ、人間よりも眠りのサイクルが短く、頻繁にレム睡眠に入ると言われています。
💡 「夢を見ている」ことの科学的な証明は、実はまだできていない
犬が本当に夢を見ているかどうかを、直接確かめる方法は今のところありません。ただし、海外の大学の研究では、哺乳類は夢を見るとされており、特に犬は睡眠の構造が人間と似ているため、夢を見ている可能性が高いと考えられています。レム睡眠中に足を動かしたり寝言のような声を出したりする様子は、こうした研究結果とも一致するとされています。
寝言や体の動きは、心配しなくていいことが多い


レム睡眠中の足のぴくつきや小さな鳴き声は、多くの場合、正常な睡眠の一部です。無理に起こそうとする必要はなく、そっと見守ってあげましょう。
ただし、体を激しく痙攣させる、意識が戻らない、よだれを大量に垂らすといった様子が見られる場合は、単なる寝言ではなく、てんかん発作の可能性も考えられます。詳しい見分け方は犬のてんかん発作完全ガイドで解説しています。
よくある質問


Q. 寝言を言っているときに起こしてもいいですか?
A. 眠りの途中で急に起こすと、驚いて反射的に噛みついてしまうことがあります。緊急性がなければ、無理に起こさず自然に目が覚めるのを待つのが安全です。どうしても起こす必要がある場合は、優しく声をかけながら少しずつ意識を戻してあげましょう。
Q. 子犬やシニア犬で、寝言の頻度は違いますか?
A. 子犬は睡眠時間そのものが長く、レム睡眠も多いとされ、寝言や体の動きが目立ちやすい傾向があります。シニア犬でも見られますが、それまでなかった激しい動きが急に増えた場合は、認知機能の変化なども考えられるため、気になる場合は動物病院に相談してみましょう。
Q. 寝言のような鳴き声と、痛みで鳴いている声の違いは分かりますか?
A. 眠ったまま短く鳴く程度であれば、通常は睡眠中の自然な行動です。一方、目を覚まして鳴き続ける、体に触れると痛がる、普段と違う様子が続くといった場合は、痛みや体調不良のサインである可能性があるため、様子をよく観察してください。
まとめ


犬が寝言を言ったり、体をぴくぴく動かしたりする様子は、レム睡眠中の自然な行動と考えられており、多くの場合心配はいりません。科学的に完全に証明されているわけではありませんが、犬も人間と同じように夢を見ている可能性は十分にあります。激しい痙攣や意識が戻らない様子が見られる場合だけ、注意して観察するようにしましょう。
この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。



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