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犬の号令を英語で言うと?おすわり・伏せ・待て・おいでの英語と使い分け

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結論

結論から言うと、おすわりは Sit、伏せは Down(Lie down とも)、待ては Stay、おいでは Come と言うのが、英語の号令の基本です。大切なのは英語か日本語かではなく、「ひとつの行動に、ひとつの言葉」を決めて、家族全員が同じ言葉で言い続けることです。

ルーク隊長

忙しいときは、目次と「まとめ」だけ読んでもだいじょうぶだよ。

📌 この記事の3つのポイント
  • 基本の号令は Sit・Down・Stay・Come が定番
  • 英語か日本語より、1つの行動に1つの言葉をそろえる
  • 言葉を足すのは動きを覚えてから、練習は短く

この記事は、獣医師でもトレーナーでもない犬好きの運営者が、動物保護団体や自治体の情報を確認しながら、号令の英語表現と使い分け、覚えさせる順番をまとめたものです。しつけの方法は犬によって合う・合わないがあります。

うまくいかないときや、噛む・唸るなど安全に関わる悩みがあるときは、かかりつけの動物病院やしつけの専門家に相談してください。

目次

基本の号令は英語でこう言う|日本語と英語の対応表

要点|おすわり=Sit、伏せ=Down、待て=Stay、おいで=Come。言い方は決めた言葉が正解

よく使われる号令を、日本語と英語の対応でまとめました。英語の言い方は一つとは限らず、教える人が「この言葉にする」と決めたものが、その犬にとっての正解になります。

日本語の号令英語の例ひとこと
おすわりSit最初に教えやすい基本の号令。短くて発音しやすい言葉です。
伏せDown / Lie downDown が短くて使いやすい一方、「おりる」の意味で別の号令に使う人もいるため、先に決めておきます。
待てStay(Wait)「その場から動かない」という意味で使います。解除の言葉もセットで決めます。
おいでCome(Here)犬の名前ではなく、Come や Here などの言葉を呼び戻し専用にする考え方があります。
立てStandおすわりの姿勢から、立ち上がる動きを教える号令です。
放せ・出してDrop itくわえたものを口から離す号令。物を交換する形で教える方法が紹介されています。
解除(もういいよ)OK / Free など「待て」を終えてよいときの合図。ほめ言葉とは別の言葉にすると区別しやすくなります。

この表は「必ずこう言わなければならない」というルールではありません。犬は言葉の意味をそのまま理解しているのではなく、「その音が聞こえたら、この動きをするとよいことがある」と覚えていくので、飼い主の言い方が一定であることのほうが重要です。

「待て」は Stay? Wait? 号令の使い分けの考え方

要点|Stay は解除まで動かない、Wait は短い一時停止。分けても分けなくてもよい

英語の号令でいちばん迷いやすいのが「待て」です。日本語の「待て」は、玄関で止まる、ごはんの前に落ち着く、交差点で立ち止まるなど、いろいろな場面で使われます。英語にすると Stay や Wait が思い浮かびますが、使い分けは人によって違います。

Stay と Wait を分ける考え方

  • Stay:その姿勢のまま、飼い主が解除の合図を出すまで動かない。おすわりや伏せの姿勢から教え、時間と距離を少しずつ延ばしていく使い方。
  • Wait:「少し止まって」という短い一時停止。ドアの前や段差の前で、ひと呼吸おいてほしいときの使い方。

この分け方は、トレーナーや家庭によって定義が違います。分けるなら「Stay は解除の言葉があるまで」「Wait は短い一時停止」のように、自分たちの中での決まりを文字にして残すと、あとで迷いません。

分けずに、日本語の「待て」を Stay ひとつにしてしまう家庭も多く、それでもまったく問題ありません。

「待て」には解除の言葉をセットにする

Stay を教えるときは、「もう動いていいよ」という解除の言葉も一緒に決めておくと混乱が減ります。解除の言葉がないと、犬は「いつまで待てばよいのか」「いつ動いてよいのか」が分かりません。

OK や Free、日本語なら「よし」など、ふだんの会話で頻繁に使わない言葉を選ぶのがコツです。最初は2〜3秒の待ちから始めて、成功したらすぐ解除してごほうびをあげ、少しずつ時間を延ばします。

待たせる時間より、成功の回数を積み重ねることを優先してください。

「おいで」は呼び戻し専用の言葉にする

犬の保護団体の資料では、呼び戻しの言葉として、犬の名前や Come、Here などが挙げられています。ポイントは、名前を呼ぶ言葉を叱るときや、嫌なこと(爪切り・薬・お風呂など)の前に使わないことです。

呼ばれて行ったら嫌なことが待っていると、「呼ばれても行かないほうがよい」と学習してしまう可能性があります。呼び戻しは、来たらいつも良いことがある合図として育てていきます。

⚠️ 英語の号令を使うメリットと注意点

要点|会話と区別しやすい反面、家族の言い間違いや混用には注意が必要

「英語で教えたほうがよいのか」はよく聞かれますが、結論としては、どちらを選んでもかまいません。それぞれの特徴を整理します。

英語にするメリットと言われること

  • 普段の会話で使わない言葉なので、犬が「号令」と「ただの会話」を聞き分けやすい。
  • 日本語の「おすわり」「だめ」などは、ふだんの家族の会話に混ざりやすいが、英語なら混ざりにくい。
  • 短い言葉が多く、声の高さや強さをそろえやすい。
  • 家族全員で言葉を決めるきっかけになり、結果的に統一しやすくなる。

英語にするときの注意点

⚠️ ここをチェック
  • 家族の中に言い間違えやすい人がいると逆効果。無理に英語に切り替える必要はありません。
  • 発音がバラバラになると混乱しやすい。「シット」「スィット」など、家族で言い方もそろえます。
  • 日本語と英語を混ぜない。同じ行動に「おすわり」と「Sit」を交互に使うと、言葉のルールがあいまいになります。
  • 犬が英語を理解しているわけではない。「音のパターンと動きの結びつき」を覚えているので、英語にしたからといって覚えが早くなるとは限りません。
  • 自治体の資料にも、犬に合う方法は一頭ごとに違うとあるため、「この言語がいちばん」という決め方より、飼い主が続けやすいかどうかで選ぶのが現実的です。

外出先で他の人が号令をかけたときも、犬が反応する必要があるかを考えてみてください。たとえばペットホテルやペットシッターに預けるなら、「うちの子はこの言葉で教えています」と号令の一覧を渡しておくと、犬も預かる人も戸惑いません。

🔧 号令を覚えさせる順番とコツ

要点|Sit、Down、Stay、Come の順に、ごほうびで動きを覚えさせてから言葉を足す

動物保護団体などの資料で、基本の号令(Sit、Down、Stay、Come)の教え方として共通して紹介されているのは、おやつなどのごほうびを使い、できたらすぐに伝えるという方法です。ここでは、その流れを私の言葉で整理します。

おすすめの順番

  1. Sit(おすわり):おやつを犬の鼻先から頭の上へゆっくり動かすと、犬は目で追ううちにお尻が下がります。お尻が床についた瞬間にごほうびをあげます。
  2. Down(伏せ):おすわりの状態から、おやつを床に向けて下ろします。前足とひじが下がったところで、ごほうびをあげます。
  3. Stay(待て):おすわりか伏せの状態で、短い時間から始めます。最初はほんの数秒で十分です。慣れたら時間を延ばし、そのあとで距離を足していきます。
  4. Come(おいで):静かな室内で、家族2人が少し離れて交互に呼ぶ遊びから始めると、犬が来るのが楽しくなります。慣れたら場所を広げ、気が散るものが多い場所へ段階的に進みます。

言葉を足すのは最後

最初のうちは、号令の言葉を言わずに、おやつで動きを引き出します。犬が確実にその動きをするようになってから、動く直前に号令を添えて、「この音の後にこの動きをするとごほうびが出る」と結びつけるのが定番とされています。

動きが出ていないのに号令だけを何度も繰り返すと、その言葉の意味が薄れやすいという指摘もあります。

練習は短く、楽しく

  • 1回の練習は、5〜10分程度の短い時間を目安に、1日に何回かに分ける考え方が紹介されています(団体により数字は異なります)。
  • できたら、すぐごほうびをあげる。タイミングが遅れると、何をほめられたのか伝わりません。
  • 犬が疲れたり集中が切れたら、すでにできることをして、ほめて終わりにします。
  • 体を手で押さえて無理に姿勢を作らない。嫌な経験が号令と結びつきやすくなります。

子犬の時期に教える順番は、子犬のしつけ完全ガイドにもまとめています。「おいで」とクレートの練習をつなげたいときは、クレートトレーニング完全ガイドも参考にしてください。

🔧 家族で号令をそろえるコツ

要点|言葉・言い方・手の合図・ごほうびの4点を決めて、全員が同じにする

号令がうまく伝わらない原因として多いのが、家族それぞれが違う言葉や身ぶりを使っていることです。たとえば、お父さんは「おすわり」、お母さんは「Sit」、子どもは「座って」と言っていると、犬にとっては3つの別の音です。

決めておきたい4つのこと

  1. 言葉:1つの行動につき1つの言葉。表にして冷蔵庫などに貼ります。
  2. 言い方:声の高さ、強さ、回数。何度も繰り返さず、基本は1回だけ。
  3. 手の合図:言葉と一緒に使う手の動き。人によって違う動きにならないようにします。
  4. ごほうびと解除の合図:何をあげるか、いつ「もういいよ」と伝えるか。

大切なのは、全員が完璧にできることよりも、「同じ言葉を使おう」という意識を持つことです。特に小さな子どもは、犬に号令をかけるのを楽しみますが、何度も繰り返すと犬が聞き流すようになることがあります。

子どもには「1回言って、できたらほめる」を一緒に決めておくとよいでしょう。

お出かけ先で号令を使う場面は、犬とのお出かけマナー完全ガイドも合わせて読むと、イメージしやすくなります。

🔧 うまくいかないときの見直しポイント

要点|場所・ごほうび・体調などを見直す。急にできなくなったら体の不調も気にかける

号令に反応しないとき、犬が「反抗している」とは限りません。次のような理由で、できなくなっていることがあります。

  • 場所が変わり、気になるものが多くて集中できない(室内ではできるのに、外ではできない)。
  • 言葉と動きの結びつきがまだ弱い。
  • 飼い主の言葉や身ぶりが、日によって違っている。
  • ごほうびが、その犬にとって魅力的でない。
  • 疲れている、お腹がいっぱい、緊張している。
  • 体に痛みや違和感があり、座る・伏せるなどの姿勢を嫌がっている。

これまでできていたおすわりや伏せを急に嫌がるようになったときは、しつけの問題ではなく、関節や腰などの不調が背景にあるかもしれません。いつもと違う様子が続くなら、動物病院に相談してみてください。

唸る・噛むといった行動が出る場合は、犬が唸る理由と対処法も参考になります。

よくある質問

英語で教えた犬に、あとから日本語の号令を覚えさせることはできますか?

可能とされています。新しい言葉を、すでに覚えている動きに結びつけ直す形で教えます。ただし、同時に両方を混ぜて使うと混乱しやすいので、切り替えるときは家族みんなで一度に変えるのが基本です。

「おいで」の代わりに、犬の名前を呼んでもよいですか?

名前を呼び戻しに使う例もありますが、名前を叱るときや嫌なことの前にも使っていると、名前を呼ばれても行かなくなる可能性があります。そのため、名前とは別に Come などの言葉を呼び戻し専用にする考え方もあります。

日本語の「だめ」は、英語で No と言えばよいのですか?

禁止の言葉も、家族で1つに決めれば日本語でも英語でもかまいません。ただし、「だめ」だけを繰り返しても、犬は何をすればよいのか分かりません。やってほしい行動(おすわりなど)を教えて、できたらほめるほうが伝わりやすいです。

号令を聞かないのは、わがままだからですか?

多くの場合、言葉と動きの結びつきが弱い、場所が変わって気が散っている、などの理由が考えられます。「聞かない」と決めつけず、もう一度、静かな場所で簡単な号令から練習し直してみてください。

まとめ

この記事のポイント
  • 基本の号令は、Sit(おすわり)、Down(伏せ)、Stay(待て)、Come(おいで)が定番。
  • 英語か日本語かより、「1つの行動に1つの言葉」を家族全員でそろえることが大切。
  • 教える順番は、Sit、Down、Stay、Come の順が進めやすく、言葉を足すのは動きを覚えてから。
  • 練習は短く、できたらすぐごほうび。呼び戻しの言葉は、嫌なことの前に使わない。
  • 急にできなくなったときは、体の不調が隠れていないかも気にかける。

📚 参考にした情報

※上記の公的・専門機関の情報をもとに、当サイトの言葉でまとめています。内容は獣医師の診察・診断の代わりにはなりません。

この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。獣医師ではありません。くわしくは編集方針をご覧ください。

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