元気に歩いていたはずの愛犬が、突然、あるいはいつの間にか、片足を引きずるように歩くようになった——この「跛行(はこう)」と呼ばれる症状は、軽いケガから神経の病気まで、原因の幅がとても広いのが特徴です。この記事では、跛行の原因を「突然始まったか」「徐々に進行したか」で整理し、チェックすべきポイントをまとめました。



忙しいときは、目次と「まとめ」だけ読んでもだいじょうぶだよ。
🔧 まず確認したい3つのポイント


- ✅ どの足か(前足か後ろ足か、左右どちらか)
- ✅ いつから始まったか(突然か、徐々にか)
- ✅ 痛みのサインがあるか(触ると鳴く、足を触らせない、腫れているか)
💡 突然始まった場合に考えられる原因


| 原因 | 特徴 |
|---|---|
| 外傷(骨折・脱臼・靭帯損傷) | 事故や落下、激しい運動の後に発症。強い痛みを伴うことが多い |
| 前十字靭帯断裂 | 運動中に急に足をかばい始める。詳しくは犬の前十字靭帯断裂完全ガイド |
| 肉球のケガ・異物 | 小石やトゲが刺さっている、切り傷がある |
| 爪が折れた・割れた | 出血を伴うこともある |
💡 徐々に進行する場合に考えられる原因


| 原因 | 特徴 |
|---|---|
| 股関節形成不全 | 若い大型犬に多く、成長期から違和感が出ることも |
| 膝蓋骨脱臼(パテラ) | 小型犬に多く、時々スキップするような歩き方をする |
| 変形性関節症 | シニア犬に多く、寒い時期に悪化しやすい |
| 椎間板ヘルニア・変性性脊髄症 | 神経の異常により、足に力が入りにくくなる |
| 加齢による筋力低下 | シニア期に緩やかに進行。他の病気の可能性も併せて確認したい |
⚠️ すぐに動物病院へ
足がまったく地面につけない、明らかに変形している、強い痛みで触らせない、事故や高い場所からの落下の後といった場合は、骨折や重度の靭帯損傷の可能性があるため、様子を見ずにすぐ受診してください。
よくある質問


Q. 少し足を引きずる程度なら、自然に治ることもありますか?
A. 小石が刺さっていた、軽くひねっただけといった軽度の場合は、数日で自然に改善することもあります。ただし、2〜3日経っても改善しない、悪化している、繰り返すといった場合は、動物病院で原因を確認してもらいましょう。
Q. 自宅でできる応急処置はありますか?
A. 肉球に異物が刺さっている場合は、無理に引き抜こうとせず、まずは安静にさせて動物病院に相談してください。骨折や靭帯損傷が疑われる場合は、患部を動かさないようにタオルなどで優しく固定し、できるだけ揺らさないように運ぶことが大切です。
Q. どの足を痛がっているのか分かりにくいときはどうすればいいですか?
A. 歩いている様子を動画で撮影しておくと、動物病院での診察の助けになります。平坦な場所で、正面と横からゆっくり歩かせて撮影するのがおすすめです。
まとめ


犬が足を引きずる原因は、突然のケガから、徐々に進行する関節や神経の病気まで多岐にわたります。発症のタイミングと痛みのサインを確認し、症状が重い場合や長引く場合は、自己判断せず早めに動物病院で診てもらいましょう。
この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。



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