犬のフィラリア予防|いつからいつまで・飲み忘れ  
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犬のフィラリア予防はいつからいつまで?時期・飲み忘れ・子犬の注意点

2026 10/19
健康・病気 健康・病気の悩み
2026-09-292026-10-19
犬のフィラリア予防完全ガイドのアイキャッチ画像

※本ページはプロモーションが含まれています

結論

犬のフィラリア予防は、蚊が出始めて約1か月後から、蚊がいなくなって約1か月後まで、月1回の投薬を続けるのが基本です。多くの地域では4月中旬〜12月中旬頃が目安になります。始める前には血液検査を受け、飲み忘れで投薬が1か月以上空いたときは、自己判断で再開せず動物病院に相談してください。この記事では、時期・検査・飲み忘れ・子犬の注意点までまとめて解説します。

ルーク隊長

迷ったら、最後のまとめを見てね。ポイントをまとめてあるよ。

目次

🏥 フィラリア症とはどんな病気か

フィラリア症とはどんな病気かのイメージ
撮影: Chik_v (BY-SA ライセンス、出典: Openverse)

フィラリア症(犬糸状虫症)は、蚊に刺されることで感染する寄生虫の病気です。感染すると、幼虫が体内で成長しながら血管を通って心臓や肺動脈にたどり着き、そこに寄生します。

進行すると、咳、息切れ、疲れやすさ、食欲不振といった症状が現れ、重症化すると命に関わることもある病気です。

日本国内では蚊が活動する時期に感染リスクがあるため、地域によって多少の差はあるものの、多くの飼い主さんが毎年決まった時期に予防を行っています。

フィラリア予防薬の仕組み:実は「予防」ではなく「駆除」

フィラリア予防薬の仕組み:実は「予防」ではなく「駆除」のイメージ

意外と知られていませんが、フィラリアの予防薬は、蚊に刺されること自体を防ぐ薬ではありません。

実際の仕組みは、感染してから体内に入り込んだ「幼虫」を、まだ成虫になる前の段階(感染からおよそ30〜45日以内)で駆除するというものです。

つまり毎月の投薬は、その前の1か月間に感染した可能性のある幼虫をさかのぼって駆除する、いわば「後追いの駆除」を毎月繰り返している形になります。

この仕組みを理解しておくと、なぜ「飲み忘れ」や「投薬期間の途切れ」がリスクになるのかが分かりやすくなります。

感染から成虫になるまで|フィラリアが育つ時間の流れ

フィラリアは、感染してから成虫になるまでに時間がかかります。All Aboutの解説では、蚊から体に入った幼虫は皮下組織や筋肉の中で約2〜3か月かけて育ち、成虫になるまでには約6〜7か月かかるとされています。

成虫は細長いそうめんのような姿で、長さは約17〜28cm、寿命は5〜6年とされ(滋賀県動物保護管理センターの解説では約5年)、心臓や肺動脈に寄生します。

時期の目安犬の体の中で起きていること予防薬との関わり
蚊に刺されたとき感染力をもつ幼虫が皮膚から体に入る毎月の予防薬で、この段階の幼虫を駆除する
約2〜3か月皮下組織や筋肉の中で幼虫が成長する投薬が途切れると、薬で駆除できる段階を過ぎてしまうおそれがある
約6〜7か月成虫になり、心臓や肺動脈に寄生する成虫がいる状態での投薬は危険なため、検査で確認してから始める
その後、数か月〜数年咳や疲れやすさなどの症状が目立つようになることがある感染後は治療が必要になり、犬の体の負担も大きい

感染初期は無症状のことが多く(滋賀県動物保護管理センターの解説)、元気に見えても感染していないとは言い切れません。だからこそ、症状の有無ではなく、検査と毎月の投薬で守ることが大切です。

同じ解説では、治療で虫がいなくなっても、傷んだ心臓や肺の血管は元に戻りにくく、健康な犬より循環器の症状が出やすいとされています。

💡 予防を始める前に検査が必要な理由

予防を始める前に検査が必要な理由のイメージ
撮影: Roby Ferrari (BY-SA ライセンス、出典: Openverse)

フィラリア予防を始める前には、必ず血液検査でフィラリアに感染していないことを確認します。これは形式的な手続きではなく、安全のために欠かせないステップです。

もし体内にすでに成虫のフィラリアがいる状態で予防薬を投与してしまうと、血液中に大量にいる幼虫が急激に死滅し、犬がショック状態に陥ったり、死んだ成虫の死骸が肺の血管に詰まったりして、命に関わる事態を引き起こすことがあります。

毎年春に検査を受けてから予防を開始するのは、こうした重大なリスクを避けるためです。

予防はいつからいつまで?

予防はいつからいつまで?のイメージ
撮影: llee_wu (BY-ND ライセンス、出典: Openverse)

予防を始める時期の目安は、蚊が発生し始める時期の1か月後頃、多くの地域では4月中旬〜5月中旬頃とされています。

そこから毎月1回のペースで投薬を続け、蚊の活動が終わる時期の1か月後頃、多くの地域では11月中旬〜12月中旬頃まで続けるのが一般的な予防期間です。

これは、先ほど説明した「感染から30〜45日以内の幼虫を駆除する」という薬の仕組みに合わせて設定されています。

ただし、地域の気候によって蚊の活動時期は異なるため、正確な開始・終了時期はかかりつけの動物病院に確認するのが確実です。

📏 子犬のフィラリア予防|いつから始める?検査と体重の注意点

子犬は、生後6〜8週頃から始められる予防薬があるとされています(Petscareの解説。使える月齢は薬によって異なります)。

ワクチンの時期と重なることが多いので、迎えたらまず動物病院で月齢と体重を伝え、予防薬をいつ始めるか相談しましょう。ワクチンのスケジュールは犬のワクチン完全ガイドにまとめています。

検査のタイミングは月齢で考え方が違う

検査について、Petscareの解説では次のような進め方が紹介されています。ただし、実際の進め方は動物病院や薬によって異なるため、かかりつけの獣医師の指示に従ってください。過去の投薬歴が分からない犬を迎えた場合も、検査が必要かどうかを必ず相談しましょう。

犬の月齢検査のタイミングの一例
生後7か月以上投薬を始める前、始めて6か月後、その後は年1回
生後7か月未満初回投与前の検査は不要とされ、初回投与から6か月後に検査

体重が増えるぶん、薬の量の見直しを

子犬は成長が速く、体重が毎月のように変わります。予防薬は体重に合った量を使う製品が多いため、投薬のたびに体重を測り、前回と差が大きいときは動物病院で量を見直してもらうと安心です。

また、All Aboutの解説では、注射タイプは体重が増える成長期の子犬には使えないとされています。子犬のうちは、毎月の飲み薬やスポットタイプから選ぶことになるのが一般的です。

予防薬の種類

予防薬の種類のイメージ
撮影: llee_wu (BY-ND ライセンス、出典: Openverse)

フィラリア予防薬にはいくつかのタイプがあります。

  • チュアブルタイプ:おやつのような風味がついた、食べさせるタイプの薬です。
  • スポットオン(滴下)タイプ:首の後ろなど、皮膚に直接垂らして使用するタイプです。飲み薬が苦手な犬にも使いやすい方法です。
  • 注射タイプ:1回の注射で年間を通じた効果が持続するタイプもあり、毎月の投薬を忘れる心配がないというメリットがあります。

どのタイプが合うかは、犬の性格や飼い主さんのライフスタイルによっても変わるため、かかりつけの獣医師と相談して選ぶとよいでしょう。

予防薬の副作用と、投薬後に気をつけたい様子

現在のフィラリア予防薬は安全性が高く、副作用はまれだとされています(Petscareの解説)。ただ、まれに一時的な元気の低下や、嘔吐・下痢などの消化器の不調が出ることがあり、スポットタイプでは塗った部分の皮膚に軽い刺激が出ることがあるとされています。

  • 投薬後、元気や食欲が戻らない状態が続く
  • 嘔吐や下痢が何度も繰り返される
  • スポットを垂らした部分が赤い、しきりにかく
  • ぐったりしている、ふらつく、顔が腫れているように見える

このような様子があれば、薬の箱や名前が分かるものを持って、早めに動物病院へ相談してください。初めて使う薬や、薬を変えた月は、投薬後にしばらく様子を見られる日を選ぶと安心です。

✅ コリー系の犬種は薬の選び方に注意が必要

All Aboutの解説によると、コリーやシェットランド・シープドッグ、ボーダー・コリーなどの牧羊犬の仲間は、一部の成分の薬に敏感に反応しやすい傾向があるとされています。薬が脳に入るのを防ぐ体の仕組みが、遺伝的に弱いことがあるためで、獣医師の間でも考え方が分かれる部分があるそうです。

大切なのは、ネットの情報だけで薬を決めず、犬種やミックスの血統を動物病院に伝えたうえで選んでもらうことです。コリーの血を引くとされるオーストラリアンケルピーの性格と飼い方のような牧羊犬の仲間を迎えるときも、事前に相談しておきましょう。

予防薬を飲み忘れてしまったら

予防薬を飲み忘れてしまったらのイメージ
撮影: spencer77 (BY ライセンス、出典: Openverse)

「気づいたら投薬予定日を過ぎていた」というケースは珍しくありません。飲み忘れが1〜2日、あるいは1週間程度であれば、気づいた時点ですぐに投薬することで対応できることが多いとされています。

ただし、投薬の間隔が1か月以上開いてしまった場合は注意が必要です。幼虫が薬で駆除できる段階を過ぎて成長してしまっている可能性があり、その状態で通常通り薬を再開すると、前述したようなリスクにつながることもあります。

1か月以上投薬が空いてしまった場合は、自己判断で再開せず、必ず動物病院に相談してから対応しましょう。

飲み忘れを防ぐ工夫

飲み忘れの原因の多くは「いつ飲ませたか分からなくなった」ことです。仕組みで防ぎましょう。

  • 毎月同じ日(月初・月末など)を投薬日に決め、スマホのリマインダーやカレンダーに登録する
  • 投薬したらカレンダーに印をつけるか、薬の箱に日付を書く
  • ノミ・ダニ予防の日と同じ日にそろえると覚えやすい
  • 動物病院のお知らせや年間パッケージを利用する
  • 旅行や帰省で投薬日と重なりそうなときは、事前に前倒しできるか病院に相談する
  • 毎月の飲ませ忘れが心配な場合は、スポットタイプや注射タイプが合うか獣医師に相談する

予防にかかる年間の費用は、犬を飼うと年間いくらかかる?で全体の予算と合わせて確認できます。

🏥 フィラリア症の症状と、感染してしまった場合の治療

フィラリア症の症状と、感染してしまった場合の治療のイメージ
撮影: LOLO FROM TAHITI (BY ライセンス、出典: Openverse)

フィラリアは感染してすぐに症状が出るわけではなく、成虫が心臓や肺動脈に定着してから数か月〜数年かけて、少しずつ体をむしばんでいきます。

初期は無症状か軽い咳程度で、進行すると散歩を嫌がる、すぐに疲れる、食欲が落ちて痩せる、お腹に水が溜まって膨らむ、失神するといった症状が現れます。

急に赤い尿が出てぐったりする「大静脈症候群」は、緊急手術が必要な命に関わる状態です。治療は、成虫を殺す薬による治療や、外科的に虫を取り出す方法、症状に応じた内科的な管理などがあり、いずれも犬の体に大きな負担がかかります。だからこそ、月1回の予防が最も安全で確実な対策です。

室内犬でも予防は必要?よくある誤解

室内犬でも予防は必要?よくある誤解のイメージ
撮影: llee_wu (BY-ND ライセンス、出典: Openverse)

「うちの子は室内飼いだから大丈夫」と考える飼い主さんもいますが、蚊は網戸の隙間や人の出入りで簡単に室内に入ってきます。

散歩やトイレのために数分外に出るだけでも刺されるリスクはあり、実際に室内飼いの犬の感染例も報告されています。

また、「寒い地域だから」「冬は蚊がいないから」という判断も危険で、近年は温暖化の影響で蚊の活動期間が延びる傾向にあります。

予防薬の効果は1か月程度で切れるため、地域の目安期間より短くしたり、途中で止めたりせず、獣医師が指示する期間を守って続けてください。ノミ・ダニ予防と一体になった薬もあるので、あわせて管理すると忘れにくくなります。詳しくは犬のノミ・ダニ予防完全ガイドを参考にしてください。

よくある質問

よくある質問のイメージ
撮影: mrspattinsonn (BY ライセンス、出典: Openverse)

Q. 予防薬の費用はどれくらいですか?

A. 薬の種類と犬の体重によって変わりますが、飲み薬・スポットタイプで1か月あたりおよそ1,000〜3,000円前後、それに春の血液検査費用(数千円)が加わるのが一般的です。年間で1〜3万円程度を見込んでおくとよいでしょう。ノミ・ダニ予防と一体型の薬は単価が上がりますが、まとめて管理できる利点があります。

Q. 通年で予防する方がいいですか?

A. 地域によっては、獣医師が通年予防を勧めることがあります。蚊の活動期間の予測が難しくなっていること、飲み忘れによるリスクを減らせること、ノミ・ダニ予防と合わせて年間を通して管理しやすいことが理由です。かかりつけの獣医師と、地域の実情に合った期間を相談してください。

Q. 薬を吐き出してしまいました。もう一度飲ませるべきですか?

A. 飲ませてすぐ(数分以内)に薬が丸ごと出てきたのが確認できた場合は、再投与が必要なことが多いです。ただし、一部だけ吐いた、時間が経ってから吐いたなど判断が難しい場合は、自己判断で二重に飲ませず、動物病院に連絡して指示を受けてください。

Q. 室内で暮らす犬でも、毎年検査は必要ですか?

A. Petscareの解説では、検査のあとも年1回程度の定期検査が目安とされています。室内飼いでも蚊は入り込むため、毎年の検査が必要かどうかは、かかりつけの動物病院に確認してください。

Q. 注射タイプは子犬にも使えますか?

A. 6か月または12か月効果が続くタイプがありますが、All Aboutの解説では、体重が増える成長期の子犬には使えないとされています。子犬のうちは飲み薬やスポットタイプを使うことが多いので、獣医師と相談して選んでください。

Q. 予防期間の最後の1回を忘れてしまいました。

A. 最後の投薬は、蚊がいなくなる前後の約1か月の間に感染した可能性のある幼虫を駆除する役割があります(All Aboutの解説)。終わりの時期の1回も大切なので、気づいたら早めに動物病院へ連絡して指示を受けてください。

まとめ

まとめのイメージ

フィラリア予防薬は、蚊を寄せ付けない薬ではなく、感染した幼虫を毎月さかのぼって駆除する仕組みの薬です。だからこそ、開始前の検査と、毎月きちんと投薬を続けることが何より重要になります。もし投薬を忘れてしまった場合は、期間の長さに応じて対応が変わるため、自己判断せずかかりつけの動物病院に相談しながら、愛犬をフィラリア症から守っていきましょう。

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この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。

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ルーク隊長
ルーク隊長はイタリアングレーハウンド×チワワのmix犬です。
もしかしたら他の犬種も入ってるかも。

そんな大好きなルークと楽しく暮らしています。

子供の時から犬といる生活で20年以上の犬好きです。

身内にペットトリマーや、ドッグトレーナーがいるので毎日沢山の犬と過ごしています。

休日は犬、猫のボランティアに時々行ってます。

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