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犬はいつまで子犬?成犬になる時期の目安と子犬期に必要な9つのこと

犬はいつまで子犬?成犬になる時期の目安と子犬期に必要な9つのこと

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結論

犬が「子犬」でいる期間の目安は、成犬になったときの体重で変わります。一般には、小型犬で生後8〜10か月ごろ、中型犬で12か月ごろ、大型犬で15か月ごろ、超大型犬では18〜24か月ごろまでが子犬期とされています。ただし、体の大きさが大人に近づいても、骨や心の成熟はもう少し続くことがあり、「何か月になったら成犬」と一律には言い切れません。

この記事の結論
  • 犬の子犬期の目安は、小型犬で生後8〜10か月、大型犬で15か月ごろです。
  • 犬は体が大人になっても、心の落ち着きは遅れることがあります。
  • 犬の社会化期は生後3〜14週ごろで、人や音に安全に慣らす大切な時期です。
  • 子犬期には、栄養・ワクチン・しつけなど9つのことを整えます。
  • 成犬用フードへは、約1週間かけて少しずつ切り替えます。
ルーク隊長

迷ったら、最後のまとめを見てね。ポイントをまとめてあるよ。

ボールで遊ぶ子犬のルーク隊長のイラスト

この記事では、サイズ別の目安、月齢ごとの成長のようす、人の年齢に置き換えた目安、そして子犬の時期に飼い主が整えておきたい9つのことを順番に整理します。

運営者は獣医師ではなく、犬と暮らす一人の飼い主として一般的な情報をまとめています。ワクチンやフードなど、わが子の体調に関わることは、かかりつけの動物病院で確認してください。

この記事で分かること
  • 犬が成犬になる時期の目安(小型犬・中型犬・大型犬・超大型犬)
  • 生後0週から1歳以降までの成長ステップと、行動面の成熟の考え方
  • 子犬の時期に必要な9つのことと、成犬用フードへの切り替え方
クレジット

本動画は https://no-lang.com によりCC-BY-SAライセンスの下で作成されました。
VOICEVOX:ずんだもん

Images:

Dogs Puppies Golden Retriever Free Stock Photo – Public Domain Pictures, Public Domain Source

目次

📏 犬はいつまで子犬?成犬になる時期の目安(サイズ別)

食べても大丈夫なごはんとルーク隊長のイラスト

ロイヤルカナンの解説では、成犬になる時期は成犬時の体重で区分されています。体が小さい犬ほど早く、大きい犬ほど時間がかかります。下の表は、この区分をもとにした目安です。

サイズ子犬期の目安犬種の例
超小型犬・小型犬(成犬時 約10kg以下)生後8〜10か月ごろトイ・プードル、チワワ、ポメラニアンなど
中型犬(約11〜25kg)生後12か月ごろビーグル、ウェルシュ・コーギーなど
大型犬(約26〜44kg)生後15か月ごろラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバーなど
超大型犬(約45kg以上)生後18〜24か月ごろグレート・デン、セント・バーナードなど

資料によって数字には幅があります。たとえば、小型犬は生後6か月ごろに成犬の大きさに近づき、そこから12か月ごろまでかけて体つきが充実していく、と説明する獣医系メディアもあります。

つまり「身長・体重が止まる時期」と「体つきが大人になる時期」は少しずれていて、どちらで数えるかで差が出るのです。

同じサイズの犬でも、犬種や個体によって成長のスピードは違います。愛犬が今どの段階にいるのかを知りたいときは、定期的に体重を量って記録しておくと、かかりつけの獣医師に相談するときにも役立ちます。

🐶 子犬から成犬まで|月齢ごとの成長ステップ

子犬から成犬になるまで|犬っていつまで子犬

子犬は、月齢が進むごとに「できること」と「必要なお世話」が大きく変わります。以下は一般的な目安で、犬種や個体によって前後します。

生後0〜2週ごろ|母犬に頼りきりの時期

生まれて間もない子犬は、目も耳もまだ十分に働かず、母犬の乳を飲んで過ごします。体温の調節やおしっこ・うんちも母犬の世話に頼っています。この時期の子犬が家庭にいる場合は、母犬と子犬が落ち着いて過ごせる環境づくりが何より大切です。

生後2〜3週ごろ|目が開き、歩き始める

目が開き、よちよちと歩けるようになります。遊びを通じて筋力がつき、きょうだい犬との関わりも始まります。乳だけでなく、少しずつ固形食に移る準備も進みます。

生後3〜14週ごろ|社会化期

ロイヤルカナンの解説では、3週齢から14週齢ごろが子犬の「社会化期」とされています。新しい人、音、場所、ほかの犬に出会うたびに、「これは怖くないもの」と学んでいく時期です。

この時期の経験が、その後の性格や落ち着きに影響すると言われています。家庭に迎える時期(多くは生後2か月前後)は、ちょうどこの社会化期のまっただ中にあたります。

生後3〜6か月ごろ|歯の生え変わりと活発な時期

乳歯から永久歯へと生え変わる時期で、歯がむずがゆいのか、物をかじったり甘噛みが増えたりすることがあります。体力もついて、遊びたい気持ちが強くなります。

噛んでもよいおもちゃを用意し、人の手や家具は噛ませない約束をていねいに教えていきましょう。甘噛みについては、子犬の甘噛みの対処法も参考になります。

生後6か月〜成犬になるまで|思春期

体が大きくなり、行動も変化する時期です。それまで聞いていた指示に反応しなくなったり、散歩で引っ張るようになったり、落ち着きがなくなったりすることがあります。

これは成長の過程で見られることが多く、焦らずに、それまでに教えたことを繰り返し練習する時期と考えてみてください。

成犬期|1歳前後〜

小型犬では10か月前後から、大型犬では15か月前後から、超大型犬ではさらに遅れて、成犬として扱われるようになります。成犬になると、必要なエネルギー量や栄養のバランスが子犬期とは変わるため、フードの見直し時期でもあります。

ルーク隊長

ただし、子犬の成長は犬種や個体によって異なるよ。大型犬は1歳半位だよ。

🐶 体は大人でも心は子犬?行動面の成熟は2〜3歳ごろまで続くことも

「1歳になったから、もう大人」と考えがちですが、行動面の落ち着きは体の成長よりも遅れてやってくることがあります。大型犬では2〜3歳ごろまで、遊びたい盛りのような行動が続く子もいます。

  • 遊び好き・好奇心旺盛:1歳を過ぎても、新しい物や人に強く反応する子がいます
  • 落ち着きの個体差:同じ犬種でも、のんびりした子と活発な子で、落ち着く時期が違います
  • しつけの復習が必要:思春期に一度できなくなったように見えても、練習を続けると安定していきます

成犬になっても、散歩のマナーや留守番の練習、呼び戻しなどは続けて練習する価値があります。順番や進め方は子犬のしつけ完全ガイドでまとめています。

🐶 犬の年齢を人間に換算すると?子犬から成犬になる1年は人の15歳前後

環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」を紹介した資料では、犬の年齢の換算式として、小型〜中型犬は「24+(年齢−2)×4」、大型犬は「12+(年齢−1)×7」が示されています。この式で計算すると、次のようになります。

犬の年齢小型〜中型犬大型犬
1歳約15歳約12歳
2歳約24歳約19歳
3歳約28歳約26歳
5歳約36歳約40歳

つまり、子犬から成犬になるまでのおよそ1年で、人の10代半ばほどまで成長する計算です。ただし、「1歳=人の17〜18歳」としてその後は1年ごとに4歳ずつ加える方法など、ほかの換算法もあり、どれも目安です。犬種や体格、健康状態で老いの進み方は変わります。

🐶 子犬の時期に必要な9つのこと

子犬の時に必要な事|犬っていつまで子犬

子犬の1年間は、人でいえば子どもから若者への時期にあたります。この間に整えておきたい9つのことを順番に確認しましょう。

1. 子犬に合った栄養とフード

ロイヤルカナンの解説では、子犬期は急速に成長するため、成犬より多くのカルシウムやたんぱく質、高いエネルギーが必要とされています。子犬用のフードには、これらの成長に必要な栄養素が配合されています。

食事の回数は、月齢が低いうちは1日3〜4回程度に分け、成長とともに少しずつ回数を減らしていくのが一般的です。量はフードの表示を目安に、体重や体型を見ながら調整してください。

2. ワクチン接種

生後4〜12週ごろは、母犬から受け継いだ免疫が弱まる一方で、自分の免疫がまだ十分に育っていない時期とされています。感染症から守るために、混合ワクチンのスケジュールにそって接種を進めます。

種類や時期は子犬の健康状態や地域によっても異なるため、迎えたらできるだけ早く動物病院で相談しましょう。詳しい流れは犬のワクチン完全ガイドにまとめています。

3. 社会化(人・音・ほかの犬に慣れる)

社会化期の経験は、その後の落ち着きを左右します。ただし、ワクチンが終わる前は、犬がたくさん集まる公園やドッグランは避けるのが無難です。

ロイヤルカナンの解説では、2回目のワクチン接種のあとに散歩を始めることが勧められています。

一方、米国獣医行動学会(AVSAB)は、1回目のワクチン接種後から、体調や環境に配慮しながら社会化を始めることを標準的なケアと位置づけています。

どちらの考え方でも、まずは自宅で家族以外の人に会う、さまざまな物音に慣れる、抱っこで外の景色を見せるといった、感染リスクの低い方法から始めるのが安心です。具体的な時期は、かかりつけの獣医師と相談して決めましょう。

4. トイレトレーニング

子犬は、寝起き、食後、遊んだあとなどにトイレに行きたくなることが多いです。決めた場所で成功したらすぐにほめるのが基本です。失敗しても叱らず、淡々と片付けます。叱ると、飼い主の見ていない所で隠れてするようになることがあります。

5. 病気やけがへの備え(ペット保険など)

子犬の時期は、誤飲やけが、下痢など予想外の通院が起こりやすい時期です。医療費への備えとして、ペット保険を検討する人もいます。

加入できる年齢、補償の範囲、保険料、待機期間などは商品によって違うので、複数の内容を比較して、わが家の状況に合うかどうか冷静に考えましょう。

6. フィラリアなどの予防

フィラリア症は蚊が運ぶ寄生虫による病気で、予防が大切です。予防を始める時期や方法は、月齢や地域によって変わるため、獣医師と相談しながら決めましょう。ノミ・ダニの予防も含め、詳しくは犬のフィラリア予防完全ガイドをご覧ください。

7. 年齢に合った運動と遊び

子犬は好奇心旺盛でエネルギーにあふれていますが、骨や関節はまだ成長の途中です。長時間の激しい運動や、高い所からのジャンプ、階段の上り下りを繰り返すと、体に負担がかかることがあります。

特に大型犬は骨の成長が長く続くため、成長期は運動量や床の滑りやすさに気を配りましょう。散歩や遊びの時間は、体力と成長に合わせて少しずつ増やします。

8. 歯のケア

乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、口の中が敏感になります。この時期から、口に触られることやガーゼ・歯ブラシに慣れてもらうと、将来の歯みがきがスムーズになります。

始め方は犬の歯磨きはいつから?子犬の始め方で紹介しています。噛むおもちゃは、かたすぎず、誤飲しない大きさのものを選びましょう。

9. 基本のしつけとパピークラス

名前を呼ばれたら見る、おすわり、待てなど、基本のしつけは子犬のうちから始められます。ごほうびやほめ言葉を使ったポジティブな方法が基本です。

パピークラスや社会化クラスには、ほかの犬や人と安全に関わる機会という利点もあるため、参加を考える飼い主さんも多いです。ワクチンの接種状況に応じて、クラスの参加条件を確認しましょう。

🍖 成犬用フードへの切り替えはいつ?

成犬用フードへの切り替えは、成犬になる約1週間前から少しずつ混ぜ始め、約1週間かけて混ぜる割合を増やしていくのが目安です(ロイヤルカナンの解説)。急に切り替えると、下痢や嘔吐の原因になることがあります。

  • 小型犬は生後10か月前後、大型犬は15か月前後が切り替えの目安(犬種や獣医師の指示で前後します)
  • 子犬用フードを食べ続けると、体重が増えすぎることがあるため、時期を見て見直します
  • 新しいフードは、これまでのフードに少量ずつ混ぜ、便の状態を見ながら進めます

子犬・成犬・シニアのフードの違いと切り替えの考え方は、子犬・成犬・シニアのフードの違いで詳しく解説しています。

よくある質問

小型犬と大型犬で、成犬になる時期はどれくらい違いますか?

小型犬は生後8〜10か月ほどで成犬になることが多いのに対し、大型犬・超大型犬は骨格や筋肉の成長に時間がかかるため、1歳半〜2歳ごろまで成長期が続くこともあります。子犬用フードから成犬用フードへの切り替え時期も、犬のサイズに応じて調整しましょう。

社会化期を逃してしまった場合、もう手遅れですか?

社会化期(生後3〜14週ごろ)は特に吸収が早い時期ですが、それを過ぎたら手遅れというわけではありません。成犬になってからも、無理のないペースで新しい環境や刺激に少しずつ慣らしていくことはできます。不安が強い場合は、ドッグトレーナーや動物病院に相談しましょう。

ワクチン接種が終わる前に散歩に連れて行ってもいいですか?

感染症予防の観点から、ワクチンプログラムが完了するまでは、地面に直接下ろしての散歩は避けるのが一般的です。ただし、抱っこでの外出や、安全な室内での人・音への慣らしは早くから始められます。詳しいタイミングは、かかりつけの獣医師に確認してください。

1歳になったら、しつけはもう終わりでいいですか?

1歳を過ぎてからも、散歩中のマナーや留守番、呼び戻しなどの練習は続ける価値があります。行動面の落ち着きは体の成長より遅れることがあるため、成犬になってからも、ほめて教える練習を日常に取り入れましょう。

専門家に確認しました
身内のドッグトレーナーに確認したところ、「社会化期にたくさんの経験をさせようと焦って、逆に怖い思いをさせてしまう飼い主さんが多い」とのことでした。無理に慣れさせようとせず、子犬のペースに合わせて少しずつポジティブな経験を積み重ねることが一番の近道だとアドバイスをもらいました。

この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。

まとめ

この記事のポイント
  • 子犬期の目安は、小型犬で生後8〜10か月、中型犬で12か月、大型犬で15か月、超大型犬で18〜24か月ごろ
  • 体の成長より、心の落ち着きは遅れることがあるため、成犬になってもしつけは続ける
  • 社会化期(生後3〜14週ごろ)は、人・音・環境に安全に慣らす大切な時期。ワクチンの時期は獣医師と相談
  • 栄養、ワクチン、トイレ、予防、運動、歯、しつけなど、子犬期に整える9つのことを順に確認する
  • 成犬用フードへは、約1週間かけて少しずつ切り替える

子犬の時期は短く、あっという間に過ぎていきます。愛犬の成長に合わせて、焦らず、楽しみながらお世話を続けていきましょう。

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