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犬のペットロスはいつまで続く?期間の目安と、つらいときの過ごし方・相談先

犬のペットロスはいつまで続く?期間の目安と、つらいときの過ごし方・相談先

※本ページはプロモーションが含まれています

結論

ペットロスの悲しみが続く期間に、「何か月で終わる」という決まった答えはありません。数週間で少し落ち着く人もいれば、数か月、数年たっても、ふとした場面で涙が出る人もいます。それは回復が遅いのではなく、大切に思っていたぶんの自然な反応です。

この記事の結論
  • 犬を亡くした後のペットロスの期間に、決まった正解はありません。
  • 罪悪感や怒りは、ペットロスの悲しみのなかでよくある反応です。
  • 話す・書くなど、無理のない方法で愛犬の思い出と向き合います。
  • 眠れない状態が続くときは、相談窓口や専門家に頼って大丈夫です。
  • 新しい犬を迎える時期に決まりはなく、急がず考えてかまいません。
ルーク隊長

忙しいときは、目次と「まとめ」だけ読んでもだいじょうぶだよ。

📌 この記事の3つのポイント
  • ペットロスの期間に決まった正解はなく個人差が大きい
  • 罪悪感や怒りは、悲しみのなかでよくある自然な反応
  • つらさが続くときは相談窓口や専門家に頼ってよい

この記事では、犬を見送ったあとの悲しみがどんなふうに続きやすいのか、無理のない過ごし方、つらさが長引くときの相談先、そして「次の子を迎えるかどうか」の考え方を、専門家の解説や公的な情報をもとにまとめました。

運営者は獣医師でも心の専門家でもない、犬が好きな個人です。診断や治療の話はできませんが、「あなただけじゃない」と思ってもらえるように、できるだけやさしくお伝えします。

いま、とてもつらい中でこのページを開いてくださった方は、読める部分だけ、読めるときに読んでください。

目次

ペットロスの期間に正解はない|よくある気持ちと体の変化

要点|悲しみは行ったり来たりしながら進む。期間の目安を示す公的資料は確認できなかった

帝京科学大学の濱野佐代子准教授(獣医師・臨床心理士)による解説では、ペットロスは「愛着のあるペットを死別や別離で失う、対象喪失の一つ」で、深い悲しみや心の動きの総称とされています。大切な人やペットを亡くした人は、同じような悲しみの心のプロセスをたどるといわれています。

神奈川県のグリーフ(悲嘆)ケアのページも、悲嘆は「心のバランスを取り戻すための一般的な過程」で、現れ方は人によって大きく異なると説明しています。

私が確認した範囲では、公的な機関が「ペットロスは何か月で終わる」という期間の目安を示した資料は見つかりませんでした。神奈川県のページでも、回復にかかる期間の目安は示されていません。期間には個人差がとても大きい、というのが実際のところです。

悲しみは「一直線によくなる」わけではありません

濱野准教授の解説では、悲しみの心のプロセスは、「現実を受け入れられない」時期と「受け入れていく」時期のあいだを、行ったり来たりしながら少しずつ進むものとして説明されています。よくなったと思った日の翌日に、また涙が止まらなくなっても、それは後戻りではなく、よくあることだと考えて大丈夫です。

よくある気持ちの揺れ

  • 信じられない・実感がわかない:亡くなったという事実を受け止めきれず、「どこかにいる気がする」と感じる。解説では、心を守ろうとする正常な反応とされています。
  • 怒り:動物病院や、身近な人、ときには自分自身に向かうことがあります。これも、大切な存在を失ったことへの正常な反応と説明されています。
  • 罪悪感・後悔:「もっと早く気づけていれば」「あの選択でよかったのか」と自分を責める気持ち。解説では、一緒に暮らしている間、ペットのために尽くしていた人でも、ほとんどの人が罪悪感や自責の念を抱くとされています。
  • 気分の落ち込み・無気力:何もやる気が起きない、人と話したくない、という状態になることもあります。

体や生活にも出ることがあります

神奈川県のページでは、悲嘆の反応として、涙が止まらない、引きこもる、落ち着かない、睡眠障害、食欲不振、頭痛、めまい、疲労、集中力や記憶力の低下などが挙げられています。「最近眠れない」「食欲がない」「ぼんやりしてミスが増えた」といったことが、ペットを亡くした悲しみから来ている場合もあります。

無理をしない過ごし方|話す・記録する・見送る

要点|話す・書く・思い出を整理する、生活のリズムを少しだけ保つなど、合うものだけ試す

正しい乗り越え方があるわけではありませんが、気持ちが少し楽になりやすいといわれる方法をいくつか紹介します。合わないものは、やらなくて大丈夫です。

気持ちを話す・書く

家族や友人、同じ経験をした人に、思い出を話してみるのは一つの方法です。身近に話せる人がいなければ、かかりつけだった動物病院の獣医師や動物看護師に気持ちを伝えてもよい、と紹介する専門家もいます。

話すのがつらいときは、日記やスマホのメモに、思い出や、言えなかった気持ちを書き出すのも一案です。きれいな文章にする必要はありません。

写真・思い出を整理する、見送りの形を考える

写真を見返せるようになったら、お気に入りの写真をまとめる、首輪や使っていたものを小さな箱に入れておく、といった方法があります。

自治体の案内によると、遺体の引き取りや火葬のしくみは地域で異なり、民間の事業者に依頼する方法もあります。急いで決めようとせず、気持ちが落ち着くまでの時間を取りながら、家族で相談して形を決めるとよいでしょう。

登録の届出など、亡くなったあとに必要な手続きは、犬のマイクロチップ完全ガイド|義務化の対象と登録方法、費用の目安でも触れています。

生活のリズムを少しだけ保つ

心が疲れているときほど、食事・睡眠・外の空気という基本が崩れやすくなります。「3食しっかり」は難しくても、水分を取る、少し外に出て日光を浴びる、といった小さなことだけでも続けてみてください。

散歩の時間が空白になってつらい人は、同じ時間に自分だけで散歩してみる、別の予定を入れる、など、無理のない形に変えてもかまいません。

「悲しみを大げさにしてはいけない」と思わなくて大丈夫です

職場や周囲に、ペットの死でつらいことをうまく話せず、ひとりで抱える人もいるといいます。濱野准教授は、ペットロスは大切な家族を失うことと似た心のプロセスをたどると述べています。

「犬のことで落ち込むなんて」と自分を責めず、悲しんでいい、と許可を出してあげてください。

もし、シニア期の犬を見守っている最中でこの記事を読んでいる方は、老犬介護完全ガイド|始める時期のサインと認知症・寝たきりへの備え方で、介護の準備や心構えもまとめています。

つらさが続くときは、専門家や相談窓口へ

要点|生活を長く妨げる状態や『消えてしまいたい』気持ちは、すぐ相談先へ

悲しいのは自然なことですが、「悲しみが生活を長く妨げている」と感じるなら、ひとりで抱え込まずに相談してよいタイミングです。次のような状態が続くときは、無理をせず、相談先を探してみてください。

  • 眠れない、食べられない日が何週間も続いている
  • 仕事や家事、人づきあいが手につかない状態が、なかなか変わらない
  • 自分を強く責め続けて、考えが頭から離れない
  • お酒やたばこの量が増えた
  • 「消えてしまいたい」「生きているのがつらい」という気持ちが出てきた

最後の項目に当てはまるときは、すぐに誰かに話してください。

相談先の例

  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556):厚生労働省が案内している窓口で、電話をかけた地域の都道府県・政令指定都市の「こころの健康電話相談」などにつながります。対応する曜日・時間は都道府県により異なり、通話は有料(ナビダイヤル)です。
  • よりそいホットライン(0120-279-338):一般的な生活上の悩みをはじめとする総合的な電話窓口として、厚生労働省の資料で紹介されています(無料)。受付時間などは窓口の案内で確認してください。
  • お住まいの地域の精神保健福祉センター・保健所・保健センター:こころの相談窓口を設けている自治体があります。
  • 心療内科・精神科・カウンセリング:睡眠や食欲など体の不調が続くとき、医療機関で相談する方法もあります。
  • かかりつけの動物病院:最期を担当してくれた獣医師に、気持ちを聞いてもらえることもあります。

ペットロスに特化した公的な窓口は、地域によってない場合もあります。その場合も、上のような「こころの相談」の窓口で、ペットを亡くしてつらいことを話して大丈夫です。話すだけでもかまいません。

✅ 新しい子を迎える・迎えない判断は急がない

要点|時期に決まりはなく、気持ち・家族・生活の面から急がず考える

「新しい子を迎えれば気持ちが紛れるのでは」と思う人もいれば、「他の子を迎えるなんて、あの子への裏切りでは」と感じる人もいます。どちらの気持ちも、ペットロスのなかでは自然です。

イタリアで行われた、ペットを亡くした飼い主へのアンケートと質的分析の研究でも、飼い主が悲しみに対処する方法の一つとして「次の動物を迎えるかどうか」が語られていた、と報告されています。つまり、この悩みは多くの人が通る道だということです。

決めるまでに、考えてみてほしいこと

  • 「代わり」を探していないか:前の子と同じ犬種、同じ毛色の子を探すと、似ていない部分に苦しくなることがあります。新しい子は新しい子として迎えられそうか、自分に問いかけてみてください。
  • 気持ちの余裕:子犬のお世話は、夜泣き・トイレ・しつけと、体力も気力も必要です。悲しみの真っただ中だと、負担が大きくなることもあります。
  • 家族の合意:家族のなかでも、気持ちの進み方は違います。「もう少し待ちたい人」がいれば、その時間を尊重して話し合いましょう。
  • 生活とお金:年齢・住まい・仕事・費用も、現実的に見直しておきます。迎えるときにかかる費用の目安は、犬を迎える初期費用はいくら?手続き・病院・用品の目安を整理にまとめています。
  • 他にも犬がいる場合:先住犬との相性や年齢の組み合わせも考えます。2頭目の犬を迎える前に|先住犬の年齢・性別・相性で考えることも参考にしてください。

「いつ迎えるのが正しい」という時期はありません。数か月後でも数年後でも、あるいは迎えないという選択でも、あなたが無理なく暮らせるなら、それが答えです。

濱野准教授の解説では、悲しみに向き合っていく過程で、ペットとの「絆は続いている」と気づき、思い出が悲しさよりも温かいものに変わっていくことがあると述べられています。

新しい子を迎えても、迎えなくても、あの子との思い出はなくなりません。

よくある質問

ペットロスは平均してどのくらい続きますか?

確認できた公的な資料や専門家の解説では、平均的な期間を一つの数字で示したものは見つかりませんでした。悲しみの強さや続く時間は、犬との関係、亡くなり方、周りの支え、そのときの生活状況などで大きく変わります。「自分は長引いている」と比べすぎないでください。

数年たっても思い出して泣いてしまいます。おかしいですか?

おかしくありません。時間がたつと、悲しみだけでなく、あたたかい思い出も一緒によみがえる人が多いといわれます。ただし、日常生活に大きな支障が出るほどつらさが続くなら、専門家に相談する方法もあります。

家族と悲しみ方が違って、ぎくしゃくしています。

悲しみの出方や進み方は、人によって違います。涙を見せる人もいれば、黙ってこらえる人もいます。「どちらが深く悲しんでいるか」で比べず、それぞれのペースを尊重し、思い出を一緒に話す時間を作ってみてください。

看取れなかったことを後悔しています。

立ち会えなかったことを悔やむ気持ちは、とてもよくあります。濱野准教授の解説では、最期を看取ることが回復の助けになる面があるとされる一方で、一緒に暮らしている間に尽くしていた人でも、ほとんどの人が罪悪感を抱くとも述べられています。後悔があること自体、深く愛していた証です。つらさが続くときは、前の項目の相談先を使ってください。

まとめ

この記事のポイント
  • ペットロスの期間に正解はなく、期間の目安を示した公的な資料も確認できなかった。数週間の人も数年の人もいる
  • 怒り、罪悪感、無気力、眠れない・食べられないなどは、悲しみのなかでよくある反応
  • 話す・書く・思い出を整理するなど、無理のない方法で過ごし、生活のリズムを少しだけ保つ
  • つらさが生活を長く妨げるときや、「消えてしまいたい」と感じるときは、こころの健康相談統一ダイヤルや専門家に相談する
  • 新しい子を迎える時期に決まりはない。急がず、家族と話し合い、迎えない選択もあってよい

📚 参考にした情報

※上記の公的・専門機関の情報をもとに、当サイトの言葉でまとめています。内容は獣医師の診察・診断の代わりにはなりません。

この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。獣医師ではありません。くわしくは編集方針をご覧ください。

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