春や秋になると、いつもより抜け毛の量が急に増えたように感じることはありませんか? それは「換毛期」と呼ばれる、犬にとって自然な毛の生え変わりの時期です。この記事では、換毛期がいつ・なぜ起こるのか、毛質別のブラッシング頻度の目安、正しいブラッシングのコツを紹介します。
犬の換毛期とは?いつ・なぜ起こるのか

換毛期は、被毛の下に生えている「アンダーコート(下毛)」を持つダブルコートの犬種に特によく見られ、季節の変わり目である春と秋、それぞれ1〜2ヶ月ほど続くのが一般的です。気温の変化に合わせて、夏に向けては保温用の冬毛を大量に落とし、冬に向けては風通しのよい夏毛を落として厚みのある冬毛に生え替わる、というサイクルになっています。柴犬やポメラニアンのようなダブルコートの犬種は特に抜け毛の量が多くなりやすい時期です。
毛質別のブラッシング頻度の目安

ブラッシングの適切な頻度は、被毛のタイプによって異なります。
- 短毛のシングルコート:普段は週1回程度、換毛期はもう少し回数を増やす
- 短毛のダブルコート(柴犬など):普段は週2〜3回、換毛期は毎日〜1日おきが目安
- 長毛種:毛玉予防のため普段から毎日のブラッシングが推奨される
「1日に何度も」など過度なブラッシングは、皮膚をこすりすぎて負担になることがあるため避け、犬の毛質に合ったブラシを使うことも大切です。
正しいブラッシングのやり方とコツ

ブラッシングは、毛の流れに逆らって根元からしっかりとかすのが基本です。もつれや毛玉がある場合は、いきなりブラシで強くとかそうとせず、指で軽くほぐしてから丁寧に進めましょう。無理に引っ張ると皮膚を傷つけたり、犬がブラッシング自体を嫌がる原因になったりします。ダブルコートの犬種には、アンダーコート用のブラシで下毛をかき出したあと、仕上げにコームや獣毛ブラシで整えるという2段階のケアが効果的とされています。毛玉を放置すると通気性が悪くなり皮膚トラブルにつながることもあるため、こまめなケアが皮膚の健康維持にも役立ちます。
換毛期の抜け毛掃除もあわせて対策を

ブラッシングをこまめに行っても、換毛期は部屋の中に舞う抜け毛の量も増えます。掃除の工夫については犬の掃除のコツ:効率的で安全なお掃除方法(犬の掃除~抜け毛編~)で詳しく紹介しているので、ブラッシングとあわせてチェックしてみてください。アフガン・ハウンドのような長毛種を飼っている方は、美しい被毛が魅力!アフガン・ハウンドの性格と特徴も参考になります。
まとめ
換毛期は春と秋の年2回、ダブルコートの犬種を中心に1〜2ヶ月ほど続きます。毛質に合わせてブラッシングの頻度を調整し、換毛期はいつもより回数を増やすことで、抜け毛や毛玉によるトラブルを防ぎやすくなります。無理な力でとかさず、愛犬の様子を見ながら少しずつ習慣にしていきましょう。
この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。


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