愛犬の体に、地肌が見えるほど毛が薄くなった部分や、円形にごっそり毛が抜けた部分を見つけると心配になりますよね。犬の脱毛(ハゲ)には、単なる換毛期の抜け毛とは違う、何らかの原因が隠れていることがあります。この記事では、脱毛の主な原因と、自宅でできる対処法、動物病院に相談すべきタイミングを紹介します。
換毛期の抜け毛との違い

犬は季節の変わり目に「換毛期」を迎え、全身的に毛が抜けますが、これは地肌が見えるほど極端に薄くなるものではありません。換毛期の頻度や時期については犬の換毛期はいつ?ブラッシングの頻度とやり方を毛質別に解説でも紹介しています。一方で、次のような特徴が見られる場合は、単なる換毛ではなく脱毛症のサインである可能性があります。
- 特定の部分(顔まわり、耳、しっぽの付け根など)だけ地肌が見えるほど毛が薄い
- 円形・楕円形にくっきりと毛が抜けている
- 皮膚の赤み、かさぶた、フケを伴っている
- しきりに体を掻いたり舐めたりしている
犬の脱毛(ハゲ)の主な原因

犬の脱毛にはさまざまな原因が考えられます。
- アレルギー:食物アレルギーや環境アレルギー(花粉・ハウスダストなど)による皮膚の炎症・かゆみが続くことで、掻いたり舐めたりして毛が抜ける
- 寄生虫:ノミ、ダニ、毛包虫(ニキビダニ)などが皮膚に炎症を起こし、脱毛につながる
- 感染症:カビ(皮膚糸状菌症)や細菌による皮膚炎が原因になることもある
- ホルモン異常:甲状腺機能低下症や副腎の病気など、ホルモンバランスの異常によって左右対称的な脱毛が起こることがある
- ストレス:環境の変化や強いストレスによる、過剰な舐め壊しが原因になることもある
アレルギー体質が出やすいとされる犬種の傾向は犬のアレルギーが出やすい犬種一覧でも紹介しているので、あわせて参考にしてください。また、皮膚の乾燥もかゆみや脱毛のきっかけになることがあり、詳しくは犬の皮膚が乾燥する原因と保湿ケア方法で解説しています。
自宅でできる対処法とお手入れの工夫

原因によって適切な対処は異なりますが、共通して意識したいポイントは以下の通りです。
- ノミ・ダニの予防薬を定期的に使用し、寄生虫感染のリスクを減らす
- 低刺激なシャンプーを使い、洗いすぎない(月1〜2回程度が目安)
- 皮膚の状態を定期的にチェックし、赤みや脱毛の範囲が広がっていないか観察する
- 生活環境の急な変化を避け、ストレスの軽減を意識する
皮膚の健康維持を意識したフードとして、フォルツァ10 デルモアクティブのような皮膚ケアに特化したフードや、国産ドックフード【おさかな】
のような魚ベースの低アレルゲンフードも選択肢の一つです。ただし、フードだけで解決するとは限らないため、自己判断で長期間様子を見るのではなく、早めに原因を特定することが大切です。
こんな場合はすぐ動物病院へ

次のような様子が見られる場合は、自己判断でケアを続けず、早めに動物病院を受診しましょう。
- 脱毛の範囲が広がっている、または左右対称に進行している
- 強いかゆみや痛みを伴っている
- 皮膚にただれ、かさぶた、強いにおいがある
- 食欲不振や元気消失など、他の体調不良も伴っている
脱毛の原因は皮膚を見ただけでは判断が難しいことも多く、皮膚検査やホルモン検査などが必要になるケースもあります。原因に応じた適切な治療を行うためにも、獣医師による診断を受けることが回復への近道です。
まとめ
犬の脱毛(ハゲ)には、アレルギーや寄生虫、ホルモン異常、ストレスなどさまざまな原因が考えられます。単なる換毛期の抜け毛との違いを見極めつつ、範囲が広がる・かゆみが強い・他の症状を伴うといった場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに動物病院に相談してください。
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この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。


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