刺身やスルメなど、イカやタコは日本の食卓でよく登場する食材ですが、犬に与えるのは避けるべきとされています。特に生の状態は消化への負担だけでなく、栄養面でも見過ごせないリスクがあります。この記事では、イカ・タコが犬にとって危険な理由を整理してまとめました。
- 犬に生のイカ・タコを与えるのは避けるべきとされています。
- 生のイカ・タコの酵素チアミナーゼは、犬のビタミンB1欠乏症の原因になる可能性があります。
- 生のイカにはアニサキスが付くことがあり、犬が激しい腹痛を起こすおそれがあります。
- イカ・タコは加熱しても犬には消化しづらく、あえて与える必要はありません。
- 食べた犬に嘔吐・下痢・激しい腹痛・元気消失があれば、動物病院を受診しましょう。



迷ったら、最後のまとめを見てね。ポイントをまとめてあるよ。
生のイカ・タコに含まれるチアミナーゼの問題


⚠️ ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性
生のイカやタコには「チアミナーゼ」という酵素が含まれており、この酵素はビタミンB1を分解してしまいます。日常的に生のイカ・タコを与え続けると、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。ビタミンB1が不足すると、食欲不振や元気消失、神経症状などが現れることがあります。
アニサキスによる激しい腹痛のリスク


生のイカには「アニサキス」という寄生虫が付着していることがあり、これを摂取すると胃に食い込んで激しい腹痛を引き起こす可能性があります。人間の食中毒でもよく知られるこのリスクは、犬にとっても同様に危険です。
刺身用として販売されているものであっても、冷凍処理の有無などによってリスクはゼロにはなりません。
消化しにくい食感による腸閉塞リスク


イカは硬い食感を持つ食材で、大きなまま犬に与えると、消化される前に胃腸に詰まって腸閉塞を引き起こすおそれがあります。
タコも同様に、加熱をしても犬にとって消化しづらい食材であり、消化不良による嘔吐を引き起こす可能性があります。スルメのように硬く乾燥した状態のものも、消化への負担が大きいため注意が必要です。
🏥 誤って食べてしまったときの症状


- ✅ 嘔吐、下痢
- ✅ 急な激しい腹痛(アニサキスの場合、食後数時間以内に多い)
- ✅ 食欲不振、元気消失
- ✅ 便秘や排便時の苦しそうな様子(詰まりのサイン)
これらの症状が見られた場合は、様子を見ずに動物病院を受診しましょう。
加熱すれば与えても大丈夫?


💡 加熱してもおすすめできない食材
加熱するとチアミナーゼの働きやアニサキスのリスクはなくなりますが、それでもイカ・タコは犬にとって消化しづらい食材であることに変わりはありません。無理に与える必要のある食材ではないため、基本的には犬の食事に取り入れないことをおすすめします。
よくある質問


Q. 少量を茹でたイカなら与えても平気ですか?
A. ごく少量であれば大きな問題にならないこともありますが、消化しづらい食材であることに変わりはないため、積極的に与える必要はありません。与える場合は細かく刻み、様子を見ながら少量にとどめましょう。
Q. たこ焼きの中身を誤って食べてしまいました。心配ですか?
A. 少量であれば大きな心配は少ないですが、たこ焼きにはソースや薬味など他の注意すべき成分も含まれているため、量が多い場合や体調に変化が見られる場合は動物病院に相談しましょう。
Q. イカ墨は犬に与えても大丈夫ですか?
A. イカ墨自体の毒性は高くないとされていますが、積極的に与える必要のある食材ではありません。市販のイカ墨を使った製品を与えることは避けましょう。
まとめ


イカ・タコは生の状態でビタミンB1欠乏症やアニサキスによる腹痛のリスクがあり、加熱しても消化しづらい食材です。犬の食事にあえて取り入れる必要はなく、誤って食べてしまった場合は症状を注意深く観察しましょう。
この記事の執筆者
ルーク隊長(犬のまとめ 運営者)
子どもの頃から20年以上、犬との暮らしを続けている犬好き。身内にペットトリマー・ドッグトレーナーがおり、日常的に多くの犬と接する環境にある。
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