犬がよだれを垂らす理由とその対策

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愛犬が普段よりもよだれを多く垂らしていると、心配になる飼い主も多いでしょう。「何か病気かもしれない」と不安になることもありますね。この記事では、犬がよだれを多く垂らす原因と、その対策について詳しく解説します。

目次

犬がよだれを垂らす主な原因

まず、犬がよだれを垂らす原因を確認しましょう。以下に、考えられる主な原因を紹介します。

体温調整のため

犬は人間のように全身から汗をかいて体温を調節することができません。犬の汗腺は鼻と肉球に限られているため、暑いときには舌を出して「ハッハッ」と荒い息をすることで体温を下げます。この行為をパンティングと呼びますが、この際に口を開けて激しく呼吸するため、どうしてもよだれが多く出てしまいます。

ストレスや緊張

犬がストレスや緊張を感じると、よだれが多くなることがあります。新しい場所に行ったり、苦手な動物病院に行ったりすると、犬は不安を感じてよだれが増えがちです。特に知らない犬や人がいる場所では、緊張してよだれが多くなることが多いです。また、飼い主の緊張が犬に伝わることもあります。飼い主が緊張して手に汗をかくと、そのにおいを感じ取って犬も緊張してしまうのです。

リラックスや興奮

リラックスしているときや興奮しているときにも、犬はよだれを多く垂らします。これは生理的な反応であり、特に心配する必要はありません。例えば、食事やおやつを目の前にして興奮すると、犬はよだれを流しやすくなります。

乗り物酔い

犬も人間と同じように車酔いをすることがあります。車酔いによって吐き気が生じる前兆として、よだれが多く出ることがあります。

病気

犬がよだれを多く垂らす原因として、病気の可能性も考えられます。以下で詳しく解説しますが、口内炎や歯周病、胃捻転などの病気が原因であることがあります。

犬がよだれを多く垂らすときに考えられる病気

次に、犬がよだれを多く垂らすときに考えられる病気について見ていきましょう。

口内の病気

口内炎や歯周病などの口内の病気によって、犬のよだれが多くなることがあります。口内の痛みや炎症によって、よだれを飲み込むことが難しくなるためです。これらの病気が原因の場合、よだれのほかに口臭やよだれに血が混じることが多いので注意が必要です。

脳や神経の病気

脳や神経の病気によっても、犬のよだれが多くなることがあります。特に脳震盪などは、意識障害を引き起こし、よだれが垂れ流しになることがあります。命に関わる可能性があるため、注意が必要です。

熱中症

犬は体温調整のためにパンティングを行いますが、気温や湿度が高いと体内の熱を十分に放出できず、熱中症を発症することがあります。熱中症は被毛に覆われた犬のほうが発症しやすいため、特に注意が必要です。

胃捻転

胃捻転は、大型犬に多く見られる病気です。胃が捻じれることで発症し、迅速な対処が必要です。予防方法としては、激しい運動後すぐに飲食をさせないことが挙げられます。

犬のよだれが多いときの対策方法

次に、犬のよだれが多いときの対策方法を紹介します。

室内環境の改善

暑い時期には、室内でも室温や湿度が高くなりがちです。犬が室内で息を荒くしている場合は、室温や湿度を調整しましょう。クーラーや除湿器を使用することで、犬の暑さによるよだれを防ぐことができます。

口内ケア

口内炎や歯周病が原因でよだれが多い場合は、口内ケアを行うことで改善されることがあります。定期的な歯磨きや、市販の口腔ケア用品を使用するのが効果的です。歯磨きが難しい場合は、歯磨き効果のあるおもちゃやガムを使用するのも良いでしょう。

ストレス解消

犬がストレスを感じている場合は、一緒に遊ぶなどしてストレスを解消させることが重要です。初めての場所で緊張している場合は、優しく声をかけて徐々に慣れさせるようにしましょう。

獣医師の診察

犬のよだれが長期間続く場合や、他の異常が見られる場合は、動物病院で診察を受けることをおすすめします。よだれの原因がはっきりしない場合や、普段と違う様子が見られる場合は、早めに獣医師に相談することが重要です。

まとめ

犬がよだれを多く垂らす原因は、体温調節やストレス、病気などさまざまです。体温調節や一時的なストレスであれば問題ないことが多いですが、元気や食欲がない場合は動物病院での診察を受けることをおすすめします。獣医師に診てもらうことで原因が判明し、早期発見・早期治療に繋げることができるでしょう。

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