犬のまとめ|犬に関する疑問、不思議、心配などを楽しく学びながら一緒にいよう シーズー | 犬のまとめ  

シーズー

英語表記      Shih Tzu

サイズ       小型犬

グループ      9G(愛玩犬)

原産国       中国

体高        20cm~28cm

体重        4kg~7kg

シー・ズーは中国宮廷で神の使者や聖なる犬として大切にされてきました。豊富で長い毛が体を覆い、気品あふれる雰囲気を漂わせています。鼻のまわりの毛が四方に広がって生えるため、キクの花のように見えることもあります。体全体で感情を表現する姿は愛嬌たっぷりで、明るく穏やかで親しみやすい性格を持っています。

シー・ズーの被毛の色には特に制限はなく、様々な色が許容されています。代表的な色として、ゴールド&ホワイト、ブリンドル&ホワイト、ブラック&ホワイト、ブルー&ホワイトなどがあります。被毛は基本的にストレートですが、少しウェーブがかかることもあります。豊富なダブルコートで長く伸びるため、ボリューム感があります。

シーズーの平均寿命は10歳から16歳程度です。

結膜炎

まぶたの内側の粘膜に炎症が起こる病気です。

気管虚脱

気管が途中でつぶれてしまい、呼吸が困難になる状態です。

鼻腔狭窄

鼻の中の粘膜が炎症で腫れ、鼻の穴が狭くなる病気です。

外耳炎

細菌やカビが原因で、外耳道に炎症が起こる病気です。

緑内障

眼圧が高くなることで視野が狭くなる病気です。

熱中症

気温の上昇により体温が上がり、呼吸が浅く速くなり、口からよだれを垂らしたり泡を吹くなどの症状が見られ、場合によっては致命的になることもあります。

シーズーは遊び好きで活発な一面と、穏やかで落ち着いた面を兼ね備えており、人や他の犬にも友好的です。愛情深くおおらかで神経質な個体は少ないため、子供との相性も良いです。家族に対して非常に気配りをし、愛玩犬らしい思慮深さも持ち合わせています。ただし、やや保守的でプライドが高い一面もあるため、独りよがりに育てられると番犬のような行動を取ることがあります。

シーズーの起源

中国とチベットは古くから仏教を通じて交流がありました。チベットの僧院から中国の王侯貴族へ、聖なる動物としてラサアプソなど短頭種が贈られ、これがシーズーの起源とされています。

犬種の形成

チベットから贈られたチベタン・スパニエルを中国王宮内で繁殖固定したのがペキニーズであり、同じくチベットから贈られたラサアプソとペキニーズを交配し、固定化されたのがシーズーです。シーズーは中国語で「獅子」を指し、守り神として王侯貴族の家庭内で大切に飼われてきました。

繁殖の歴史

これらの犬たちは宗教を司る僧院から王宮に贈られ、神仏から与えられた聖なる力の象徴とされていました。繁殖の際には王宮外の犬と混血せず、長い時間をかけて固定化されました。しかし、19世紀後半の第二次アヘン戦争により、清朝・西太后は英仏軍によって追われ、残された犬たちは略奪されたり殺されたりしました。一部は英国王室に保護されたと言われています。アヘン戦争以前には、中国からも英国の王侯貴族に対して聖なる犬が贈られていました。これらの犬たちを土台として、シーズーは改めて繁殖の道をたどりました。

近代への展開

20世紀前半になると、それぞれの犬種が計画的に繁殖され、1935年にはイギリスにシーズークラブが設立され、犬種として公認されました。アメリカでは1969年に登録され、日本には1963年頃に入っています。

しつけ

しつけには頑固でプライドが高い一面があるため、叱り方には工夫が必要です。

毎日の散歩が大切!

シーズーは小型犬ながらがっちりとした体格を持っており、運動不足により太りやすい傾向があります。夏季以外は毎日20~30分の散歩と室内での運動を心掛けましょう。

シャンプー

定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。

ブラッシング

シーズーは長毛のダブルコートで、特に下毛が厚い犬種です。抜け毛は少ないものの、絡みやすく汚れやすい特徴があります。毎日もしくは週に3回以上のブラッシングを行いましょう。また、日本の高温多湿な気候では夏季にはサマーカットを検討することもありますが、高齢になると毛の再生ペースが落ちるため、トリミングの程度は年齢に応じて考慮すると良いでしょう。

歯磨き

歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。

適切なフードを選んで与えよう

犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。

ペットショップで購入する場合だと、平均19万円〜が相場になります。

STEP
里親

里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。シーズーの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。

STEP
ブリーダー

シーズーの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。

STEP
ペットショップ

シーズーの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。

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