犬のまとめ|犬に関する疑問、不思議、心配などを楽しく学びながら一緒にいよう ラブラドールレトリーバー | 犬のまとめ  

ラブラドールレトリーバー

英語表記      Labrador Retriever

  サイズ       大型犬

グループ       8G

     (ポインター・セター以外の鳥猟犬)

原産国       イギリス

体高        56cm~62cm

体重        30kg~36kg

ラブラドール・レトリーバーは、そのフレンドリーで賢い性格から、盲導犬や麻薬捜査犬などの訓練を受けたり、家庭犬としても非常に人気があります。大型犬でありながら非常に従順であり、遊び心も豊かです。集中力や理解力に優れており、しつけや飼育にも向いています。初めて犬を飼う人にもおすすめの犬種です。

ラブラドール・レトリーバーの毛色は、大きく分けてブラック、イエロー、チョコレート(レバー)に分類されます。ブラックのラブラドールは「黒ラブ」、チョコレート色のものは「チョコラブ」と呼ばれることが一般的です。

ラブラドール・レトリーバー全体の平均寿命は約12年ですが、チョコレートラブラドールに限ると平均寿命は10.7年です。

股関節形成不全

股関節形成不全は、骨盤のくぼみが浅くなるために大腿骨の先が容易に外れてしまい、慢性的な亜脱臼状態になる先天的な異常です。

白内障

白内障は、目の水晶体が白く濁ることで網膜に光が届かず、視力が低下する病気です。

緑内障

緑内障は、眼圧が上がることで視野が狭くなる病気です。

眼瞼外反症

眼瞼外反症は、主に下まぶたが外側にめくれることで炎症を引き起こす状態です。

肺動脈弁狭窄

肺動脈弁狭窄は、肺動脈弁やその周辺が先天的に狭くなっている状態です。

巨大食道症

巨大食道症は、遺伝が原因となることが多く、犬の食道が拡張して食べ物を胃に送る機能が失われる病気です。

インスリノーマ

インスリノーマは、膵臓のインスリン分泌細胞が悪性腫瘍化する病気です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、花粉やほこり、ダニなどのアレルゲンによって皮膚に炎症が生じる病気です。

悪性腫瘍

悪性腫瘍は、皮膚や内臓など体の様々な部分にできる悪性のしこりで、命の危険を伴います。

ラブラドール・レトリーバーは、穏やかで攻撃性が少なく、知性と順応力に優れています。高い服従性と自ら考え判断する能力を兼ね備え、場所や状況を見て適切に判断する知的レベルの高さが特徴です。家族に対して愛情深く、他人や他の動物に対しても攻撃的になることはほとんどありません。

ラブラドールは実用犬として非常に優れていますが、その優しさと社交性ゆえに番犬にはあまり向いていません。知的レベルが高い反面、その性格の良さから時にはひょうきんな行動を見せることもあります。

祖先犬の起源

ラブラドール・レトリーバーの祖先は、カナダのラブラドール半島ではなく、ニューファンドランド半島出身とされています。16世紀頃、この地域に入植した人々が連れていたセント・ジョンズ・レトリーバーが祖先です。同じ地域でセント・ジョンズ・レトリーバーと大型のマスティフが交配して生まれたニューファンドランドも、水猟犬として知られています。

毛色の変遷

セント・ジョンズ・レトリーバーはもともと黒い毛色のみでした。チョコレートやイエローの毛色が出現するようになったのは後のことです。

イギリスへの導入と繁殖

1820年頃、セント・ジョンズ・レトリーバーがイギリスに持ち込まれました。カナダで漁師と働くこの犬を見たイギリスの貴族が、水鳥猟の猟犬として連れて帰ったのが始まりです。イギリス国内で繁殖と選択交配が進められ、19世紀末には現在のラブラドール・レトリーバーに近い形となり、イギリス原産となりました。1870年頃には通称としてラブラドール・レトリーバーと呼ばれ、1903年にはイギリスケネルクラブに正式に登録されました。

世界的な人気

ラブラドール・レトリーバーはその実働能力の高さと聡明で穏やかな性格から、アメリカとイギリスを中心に人気が高まり、世界中に広がりました。アメリカでは長年、登録頭数のトップ3に入り続けており、世界で最も飼育頭数の多い純血種です。

多様な役割

盲導犬として初めてラブラドール・レトリーバーを使ったのはイギリスです。現代では介助犬、麻薬探知犬、災害救助犬としても多くのラブラドールが活躍しています。

しつけ

好奇心が強いため、特に子犬から若犬の頃は室内で長時間放置すると低い所にあるものを破壊してしまうことがあります。賢い犬ほどしつけが大切です。

毎日の散歩が大切!

ラブラドール・レトリーバーは体力があり、活動的ですので、毎日朝晩1時間ずつの散歩が必要です。知的好奇心も旺盛なため、特に若いうちは散歩だけでは退屈してしまうことがあります。

シャンプー

定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。

ブラッシング

ラブラドール・レトリーバーは短毛ですがダブルコートのため、下毛が抜けます。週に数回のブラッシングを行い、被毛の手入れをしましょう。

歯磨き

歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。

遊び

ラブラドール・レトリーバーのレトリーブ(回収)能力を活かすために、ボール遊びやフライングディスクなどを取り入れると良いでしょう。アジリティなどのドッグスポーツでも優れた成績を収めますが、体重があるためハードル競技には注意が必要です。

適切なフードを選んで与えよう

犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。

ペットショップで購入する場合だと、平均25万円〜が相場になります。

STEP
里親

里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ラブラドール・レトリーバーの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。

STEP
ブリーダー

ラブラドール・レトリーバーの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。

STEP
ペットショップ

ラブラドール・レトリーバーの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。

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