英語表記 Jack Russell Terrier
サイズ 小型犬
グループ 3G(テリア)
原産国 イギリス
体高 23cm~30cm
体重 4kg~6kg
ジャック・ラッセル・テリアは小さな体格ながら非常に元気で活発、好奇心旺盛で遊ぶのが大好きな犬種です。常にワクワクしているような無邪気で明るい表情が印象的です。もともとはキツネ狩りで活躍していたため、パワフルさと柔軟さを兼ね備えています。アクティブに過ごしたい飼い主さんにぴったりで、ゲームやスポーツを楽しむのに最適です。
ジャック・ラッセル・テリアの被毛は、ホワイトの地に、ブラック、タン、レモンのマーキングが頭部、口吻、胴部に入ります。トライカラーも認められます。被毛の質は、まっすぐで短毛のスムース、粗い長毛のラフ、その中間にあたるブロークンの3タイプがあります。
ジャックラッセルテリアは一般的には13歳から16歳の間で生存すると言われており、比較的長寿な犬種の一つです。
膝蓋骨脱臼(Patellar Luxation)
ひざの皿の骨が正常な位置からはずれてしまう状態。症状には後ろ足を痛がる、歩くときに足を引きずるなどがあります。
レッグペルテス病(Legg-Perthes Disease)
後ろ足の血管の働きに異常が起こり、足を痛がる、歩くときに足を引きずるなどの症状が現れる疾患です。
糖尿病(Diabetes Mellitus)
インスリンの不足が原因で発症し、嘔吐や食欲不振、元気がなくなるなどの症状が見られます。
白内障(Cataracts)
目の水晶体が白く濁って網膜に光が届かなくなり、視力が低下する状態です。
肝臓の病気(Hepatic Diseases)
肝炎など、さまざまな肝臓の病気があります。
クッシング症候群(Cushing’s Syndrome)
多飲多尿、体がむくむ、息が上がりやすくなるなどの症状が現れる内分泌系の疾患です。
ジャック・ラッセル・テリアは、強いテリア気質を持つ犬種です。猟欲と好奇心が強く、活発で運動能力が高い一方、頑固で負けず嫌いな性格も特徴です。一度思い込んだら一直線な側面があり、時には笑いを誘う行動を示すこともありますが、逆に問題を引き起こすこともあります。飼い主以外の人間に従うことは少なく、典型的なワンマンズ・ドッグと言われています。賢さゆえに飼い主の力不足を見抜くと、暴君と化すこともあるとされています。
19世紀中ごろ、イギリス・デボン州の牧師、ジョン・ラッセルによって作出されたジャックラッセルテリアは、比較的新しい歴史の犬種です。しかし、映画やテレビなどに多数出演し、爆発的な人気により短い間に世界中に広まりました。ラッセル牧師は、キツネ狩りを愛好しており、優秀な猟犬を作ろうと考え、フォックス・テリアをベースに他犬種との交配を行いました。その結果、ジャックラッセルテリアは活発で運動能力が高く、猟の性能を持つ一方で、気性は荒い面も持つようになりました。
ジャックラッセルテリアとパーソンラッセルテリアは元々同じ犬種であり、サイズの違いと毛色の規定が犬種を分ける主な基準となっています。ジャックラッセルはサイズが小さく脚が短く、パーソンラッセルは毛色に白い部分が多いとされています。原産国のイギリスでは、パーソンラッセルテリアのみが公認犬種として登録されています。ラッセル牧師は、自ら作出したこの犬種をケネルクラブに登録することを拒否し、狩りのフィールドこそが輝く舞台であると考えていました。そのため、ジャックラッセルテリアの犬種団体登録に反対する動きもあります。
しつけ
ペットを甘やかしすぎると、成犬になってから問題行動が現れる可能性があります。ジャックラッセルテリアは、しっかりとしたリーダーシップを求める犬種であり、飼い主が明確な指導者であることを望んでいます。適切な訓練と運動不足の補償が行われない場合、彼らは退屈しやすく、問題行動を示すことがあります。
毎日の散歩が大切!
ジャックラッセルテリアは小型犬ながら、大型犬と同じくらいの運動量が必要です。1日に1時間以上の散歩や、好奇心を満たすためのゲーム的なスポーツを取り入れることが重要です。運動を通じて飼い主に対する服従心を養うことで、より扱いやすい性格になります。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
ジャックラッセルテリアの毛は抜けるため、定期的なシャンプーやブラッシングが重要です。毛玉ができる可能性があるため、スリッカーやブラシを使って定期的にブラッシングしてあげましょう。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
ペットショップで購入する場合だと、平均25万円〜が相場になります。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ジャックラッセルテリアの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
ジャックラッセルテリアの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
ジャックラッセルテリアの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。