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英語表記 Golden Retriever
サイズ 大型犬
グループ 8G
(ポインター・セター以外の鳥猟犬)
原産国 イギリス
体高 58cm~61cm
体重 29kg~34kg
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ゴールデン・レトリーバーは、たくましい体つきと美しい金色の毛並みを持つ大型犬です。愛らしい暗褐色の目と漆黒の鼻が特徴で、人懐こく感情豊かです。温和で愛情深く、学習能力が高いため、世界中でコンパニオン・ドッグとして人気があります。さらに、盲導犬、聴導犬、災害救助犬、警察犬、麻薬捜査犬など、さまざまな分野で活躍しています。
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ゴールデン・レトリーバーの被毛は、美しい黄金色やクリーム色の色調が特徴です。レッドやマホガニーの色は含まれません。胸に少量の白が見られることは許容されています。被毛はダブルコートで、上毛は平滑またはウェービー、下毛は密に生えています。前足や胸には飾り毛があり、走るときに波打って見えるのが特徴です。
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ゴールデン・レトリバーの平均寿命は、約12歳程度です。
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胃捻転
胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる胃捻転は、命にかかわる病気です。
熱中症
被毛の量が多く暑さに弱い犬種は熱中症になりやすく、注意が必要です。
股関節形成不全
股関節の発育や形成に異常が見られ、歩行時にお尻を振る症状が現れることがあります。
悪性腫瘍
皮膚や内臓など、体の各部位に悪性のしこりができ、命に危険をもたらすことがあります。
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ゴールデン・レトリーバーは非常に賢く穏やかで、洞察力があり、人や他の犬にもフレンドリーです。家族に対しては非常に愛情深く、人のそばにいたがります。活発で遊ぶのが好きで快活ですが、他のレトリバー種に比べて精神的にやや幼い傾向があり、喜びのあまりにはしゃいだり興奮することがあります。しっかりとしつけられたゴールデン・レトリーバーは、子供の遊び相手にもなるでしょう。
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起源と改良
ゴールデン・レトリーバーは19世紀にニューファンドランドとウェイビー・コーテッド・レトリーバーの交配から誕生しました。イギリスの伯爵によって改良され、ツウィード・ウォーター・スパニエルやアイリッシュ・セッター、ブラッドハウンドなどと交配を重ね、現在の姿に近づけました。
血統と特徴
ゴールデン・レトリーバーは外見や性格がラブラドール・レトリーバーに似ていますが、頭蓋骨の形や手足の飾り毛などで異なります。賢く穏やかであり、家族に対して愛情深い性格が特徴です。
公認と名称変更
1903年には「フラットコート・ゴールデン」としてイギリスケンネルクラブに公認されましたが、後に「ゴールデン・レトリーバー」に改名され、1920年には現在の名称に統一されました。
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しつけ
問題行動を防ぐためには、幼い頃から社会性を養うことが重要です。特に若いうちは、他の犬との触れ合いを避けるのではなく、飼い主の許可を得て積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。これにより、社交性や適切な行動を身につけることができます。
毎日の散歩が大切!
ゴールデン・レトリバーは体力があり、活発な性格を持っています。毎日の十分な散歩が必要で、朝晩1時間ずつでも足りないかもしれません。単調な散歩だけでは退屈しやすいため、遊びの要素や服従訓練を取り入れた散歩が望ましいです。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
ゴールデン・レトリバーは長毛犬ですが、体が大きいため、毛の手入れは比較的簡単です。伸びることは少ないため、月に1~2度のシャンプーと週に数回のブラッシングが十分です。カットは手足の裏の毛を刈る程度で問題ありません。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
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ペットショップで購入する場合だと、平均25万円〜が相場になります。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ゴールデン・レトリバーの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
ゴールデン・レトリバーの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
ゴールデン・レトリバーの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。