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ジャーマン・シェパード・ドッグ

英語表記      German Shepherd Dog

  サイズ       大型犬

グループ      1G(牧羊犬・牧畜犬)

原産国       ドイツ

体高        60cm~66cm

体重        30kg~40kg

シェパードは、体高よりも体長がやや長く、筋肉質でコンパクトな体型を持つ大型犬です。立ち耳が特徴であり、力強い外見をしています。

ジャーマン・シェパード・ドッグは、オオカミを思わせる筋肉質でがっしりした体型を持ち、警察犬や災害救助犬としても活躍する忠誠心や理解能力を備えた「万能使役犬」と称される犬種です。外見や警察犬としてのイメージからは「怖そう」「攻撃的」などと誤解されがちですが、家族に対しては愛情深く甘えん坊な一面も持っています。また、しつけがしっかりされていれば、他の犬や人にも友好的であり、家庭犬としても人気があります。

ジャーマン・シェパード・ドッグは、一般的にはブラックやグレーを基調とした単色の毛色や、これらの地にブラウン系やグレー系、イエローなどのタン・マーキングが入った毛色のバリエーションが見られます。どちらの場合も、特に鼻を中心とした黒いマスクが広がっていることが理想とされています。

この犬種には、短毛と長毛の2つの毛質がありますが、長毛の個体は一部の国でスタンダードとされておらず、一般的ではありません。

近年では、白い毛色のシェパードも増加しています。これは、純血のジャーマンシェパードから生まれる白い毛色であり、かつてはスタンダードから外れるために淘汰されていました。しかし、アメリカとカナダの繁殖家はこの白い毛色を支持し、1930年代には確立されました。現在では、アメリカ・カナダ系、スイス系、元のジャーマンシェパードから生まれた3つの系統が存在し、性格や能力においても通常のジャーマンシェパードとほとんど変わりません。

ジャーマン・シェパード・ドッグの寿命は平均9〜13年前後。

膵外分泌不全

膵臓が適切に消化酵素を分泌しないことで、消化器系の問題を引き起こすことがあります。この病気は遺伝的な要素が強く関与していると考えられています。

股関節形成不全

この疾患は股関節の正常な発育や形成が妨げられることで、歩行時にお尻を振るような症状が現れることがあります。早期発見と治療が必要です。

熱中症

ジャーマン・シェパードは被毛が多く、暑さに弱い傾向があります。暑い季節や運動時には十分な水分補給と休息を取らせ、涼しい場所に移動させることが重要です。

胃捻転

ジャーマン・シェパードは胃捻転にかかりやすい犬種の一つです。胃がねじれを起こし、ガスや液体がたまることで胃が膨張し、血流が制限される危険性があります。急速な治療が必要な緊急事態であるため、早期の発見と対応が肝要です。

ジャーマン・シェパード・ドッグは、その優れた性格で知られる犬種です。非常に知的であり、物事を理解し、学習する能力が高いです。また、状況判断力にも優れており、常に周囲を注意深く見守っています。

この犬種は活発でありながらも、状況に応じて落ち着いて行動することができます。家族や飼い主に対しては忠実であり、強い絆で結ばれます。他の犬や動物、子供たちとも仲良く過ごすことができ、友好的な性格を持っています。

ジャーマンシェパードは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ドイツで作出された犬種です。ステファニッツ氏によって、牧羊犬を基礎犬として選び、知的能力と運動能力を高めるための繁殖計画が行われました。1899年に設立されたジャーマン・シェパード・ドッグ協会は、犬種標準を管理し、厳しい繁殖ルールを設けることで能力向上を図りました。

第一次世界大戦以降、ジャーマンシェパードは優れた軍用犬として活躍し、戦後は警察犬や番犬としての需要が高まりました。その後、家庭犬としても人気を博し、アメリカでは映画出演を重ねたジャーマンシェパードが一時期AKC登録数1位となるほどでした。

現在のジャーマンシェパードは、警察犬や麻薬探知犬、盲導犬など、さまざまな分野で活躍しています。訓練競技会でも上位を独占し、犬のプロである訓練士を育成する際にも欠かせない存在です。日本でも、安定した人気を保っています。

しつけ

犬をコントロールできるだけでなく、しっかりとしたしつけを行う必要があります。従順でありながらも自立心が強いため、リーダーシップを示すことが重要です。

毎日の散歩が大切!

ジャーマン・シェパード・ドッグは活発な性格を持つため、運動管理が重要です。適切な運動量を確保することでストレスを軽減し、健康的な生活を送らせることができます。特に朝晩1時間ずつの散歩を行うことが望ましいです。

熱中症に注意

夏の暑さに弱い犬種であるため、熱中症に注意が必要です。涼しい場所で過ごさせることや、適切な温度設定を心掛けましょう。

ブラッシング

長毛であるため、毛皮のケアが重要です。定期的なブラッシングやシャンプー、顔の毛の注意が必要です。

歯磨き

歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。

健康管理

皮膚疾患や眼疾患にかかりやすいため、定期的な健康管理が必要です。また、大型犬特有の病気にも注意が必要です。

適切なフードを選んで与えよう

食事には総合栄養食を与えることが重要です。成犬やシニア犬にはそれぞれ適したフードを与えましょう。

ペットショップで購入する場合だと、平均35万円〜です。

STEP
里親

里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ジャーマン・シェパード・ドッグの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。

STEP
ブリーダー

ジャーマン・シェパード・ドッグの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。

STEP
ペットショップ

ジャーマン・シェパード・ドッグの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。

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