英語表記 English Setter
サイズ 大型犬
グループ 7G(ポイント・セター)
原産国 イギリス
体高 牡:65~68cm
牝:61~65cm
イングリッシュセッターは、美しい被毛としっかりとした筋肉が特徴の大型犬。しなやかな動きと、首を長く伸ばして上げる優雅な姿勢が印象的です。垂れ耳で、四角いマズルと明確なストップが特徴的な顔つきも魅力です。
この犬の被毛は、まるで絹のような長毛で、ちょっとウェーブがかっています。そして、毛色もいろいろあるんですよ。ブラック&ホワイト、オレンジ&ホワイト、レモン&ホワイト、レバー&ホワイトがあるんだ。生まれてすぐはほぼホワイトだけど、成長するにつれて色が変わってくるんですって。
この犬の寿命は12歳~13歳。じっくりと大切にしてあげると、ずっと一緒にいられるんです。健康な生活が大事だから、食事や運動に気をつけましょうね。
離断性骨軟骨症
成長期に急に体重が増えると、離断性骨軟骨症という病気になることがあるんだ。足を引きずったりすることがあるから、成長期には低カロリー食でゆっくり成長させましょう。鎮静剤やサプリメントも使えるけど、ひどい場合は手術が必要になることもありますよ。
進行性網膜萎縮症
進行性網膜萎縮症は、イングリッシュセターにありがちな遺伝性の病気だよ。これは徐々に視力が低下し、最終的には失明してしまうことがあるんだ。飼い主さんはペットの目の様子をよく見て、異変があれば早めに獣医さんに相談しましょうね。
アレルギー性皮膚炎
もう一つ気を付けたいのが、アレルギー性皮膚炎。これは皮膚がかゆみや発疹、脱毛などの症状が現れる病気だよ。もしペットが何かに過敏に反応しているようなら、早めに病院で相談してあげてね。
先天性難聴
イングリッシュセターに生まれつき耳が聞こえない子もいるんだって。耳の様子を定期的に確認し、もしも疑わしいことがあれば、獣医さんに相談しよう。
外耳炎
垂れ耳のイングリッシュセターは外耳炎にかかりやすいんだって。耳の中が湿気っぽくなるから、こまめに清潔に保ってあげようね。
性格
性格は人懐っこく、子どもや他の犬とも仲良くできる穏やかな犬種。しかし、猟犬としての本能も備えており、活発で辛抱強い一面もあります。ショータイプはおとなしい家庭犬向きで、フィールドタイプは猟欲が強く活発な性格です。
犬種の起源
セッターと聞くと、日本ではアイリッシュセッターが思い浮かぶこともあるかもしれませんが、欧米ではイングリッシュセッターが代表的です。14世紀にスペインからイギリスにもたらされたスパニエルが、猟の際に獲物を見つけた際に座り込んで知らせる独特の行動が、セッターと呼ばれるきっかけとなりました。
繁殖の歴史
15世紀には、セッティングスパニエルが他の猟犬と交配され、イングリッシュセッターが形成されました。19世紀には、猟師ラヴェラック氏とルーエリン氏の努力によって、初めて「イングリッシュセッター」という名前が使われるようになりました。
日本への導入
明治時代に日本に入ってきたイングリッシュセッターは、その優れた猟犬として猟師たちに愛され、現在も多くの猟犬として活躍しています。
しつけ
しつけは得意な方だから、生後3か月から始めるといいよ。コミュニケーションを大事にして、一緒に楽しい時間を過ごそう。
毎日の散歩が大切!
賢く辛抱強い性格を持つイングリッシュセッターは、十分な運動が必要です。1日1時間以上の散歩や遊びを通じて、心身ともに健康を維持しましょう。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
中~長毛の被毛は週に2~3回のブラッシングが必要です。特にショータイプは毛が長くなる傾向がありますので、手入れは欠かせません。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
健康管理
大型犬らしい胃の問題にも気を付けましょう。食事はドカ食いを避け、1日2回以上に分けて与えることで健康を維持できます。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
気になるのは子犬の相場だよね。イングリッシュセッターの子犬は、だいたい15万円くらいが一般的なんだって。これは、子犬の血統や種類によっても変わるから注意しようね。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。イングリッシュセッターの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
イングリッシュセッターの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
イングリッシュセッターの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。