犬のまとめ|犬に関する疑問、不思議、心配などを楽しく学びながら一緒にいよう ダックスフンド(カニーンヘン・ミニチュア・スタンダード) | 犬のまとめ  

ダックスフンド(カニーンヘン・ミニチュア・スタンダード)

英語表記      Miniature Dachshund

サイズ       小型犬

グループ      4G(ダックスフンド)

原産国       ドイツ

体高        胸囲30cm~35cm

体重        3.5kg~4.8kg

ミニチュア・ダックスフンドは、胴長短足の体型と品格のある愛らしい姿が特徴です。性格は友好的で落ち着いており、人の指示をよく理解します。甘えん坊な一面もあり、抱っこも大好きです。ダックスフンドには、最もポピュラーなミニチュアのほか、さらに小さいカニーンヘンと大きいスタンダードのサイズがあります。

ダックスフンドの被毛の色には、レッドなどがあり、黒毛が混じることもあります。白斑は望ましくありませんが、小さなものは許容されます。被毛の種類は、光沢のある長毛のロングヘアード、滑らかな密集した短毛のスムースヘアード、針金状の剛毛を持つワイアーヘアードの3タイプがあります。

ミニチュアダックスフンドの平均寿命は約13〜16歳であり、人間に換算すると68〜80歳に相当します。これは犬としては標準的な寿命とされています。適切な餌や運動、定期的な健康診断など、良好な生活環境を提供することで、健康な老年期を迎えることができます。

椎間板ヘルニア

長い胴体にジャンプや肥満が影響し、椎間板に負担がかかることで発生。

関節炎

関節に負担がかかることが原因で発生。

白内障

年齢を重ねることで目が曇る。

歯周病

歯垢や歯石に含まれる細菌が感染することで発生。

膀胱結石

膀胱に石が形成され、それにより痛みが生じる。

ミニチュアダックスフンドは明るく好奇心旺盛で、とても活動的な犬種です。少し頑固な面もありますが、知性が高く適応力があるため、しつけや訓練は比較的容易です。自立心の強い猟犬であるため、過度に甘やかすと扱いにくくなることがあります。

中世から続く歴史

ダックスフンドは中世に作出されたとされ、原産国のドイツでは3つのサイズに分類されています。

3つのサイズ

ミニチュアダックスフンドを含むダックスフンドは、スタンダード、ミニチュア、カニンヘンの3つのサイズに分けられます。ミニチュアダックスフンドはその中間に位置し、嗅覚を駆使して大型のアナグマから小型のウサギまで幅広く猟を行ってきました。しかし、ダックスフンドには3つのサイズがあるだけで、独立した犬種としてのミニチュアダックスフンドは存在しません。

JKCの血統書

日本では、ジャパンケネルクラブ(JKC)の血統書にサイズのバラエティが記載されています。スタンダードはDH、ミニチュアはDHM、カニンヘンはDHKと分類されます。これらはサイズの違いだけで、犬種は同じです。

バラエティ変更の登録

事前申請と展覧会場での審査を経て、バラエティ変更の登録が可能です。ミニチュアダックスフンドは生後15カ月時点で胸囲30~35cmと定められ、小型から大型への変更は生後6カ月時点での計測となります。このように、サイズが変わっても同じ犬種とされるため、柔軟な対応が可能です。

登録数

2013年度のJKC登録数では、カニンヘンが5,803、ミニチュアが27,314、スタンダードが66と、ミニチュアダックスフンドの登録数が圧倒的に多いです。

住宅事情と普及

日本の住宅事情では、ペット可の集合住宅において体重10kg以下の規制が多く、ミニチュアダックスフンドは7~8kg程度とされているため、より普及しています。スタンダードダックスフンドの標準体重は9kgですが、ミニチュアはより軽量であり、ドッグスポーツに挑戦させるなど活発な活動も多く見られます。

警察犬としての活躍

2013年には、ミニチュアダックスフンドが全国初の警察犬試験に合格し、熊本県警察に採用されて話題になりました。

しつけ

自立心が強いため、甘やかしすぎると飼い主の指示に従わなくなることがあります。しつけを通してけじめのあるコミュニケーションをとることが大切です。

毎日の散歩が大切!

ミニチュアダックスフンドは活発で遊び好き、前向きでめげない性格です。1日1時間程度の散歩に加え、ボール遊びなどのゲームの時間を設けると良いでしょう。

シャンプー

定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。

歯磨き

歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。

家族との関係

家族に対しては愛情深い一方で、外部には警戒心を持ち、他人や他の犬に対して神経質になることがあります。子犬の頃から社会性を育て、扱いやすい犬に育てることが重要です。

適切なフードを選んで与えよう

犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。

ブラッシング

ダブルコートと換毛期

ミニチュアダックスフンドの被毛はダブルコートで、特に換毛期にはよく抜けることがあります。

ブラッシングの頻度

ロングヘアーとワイヤーヘアーのミニチュアダックスフンドは、週に2~3回以上のブラッシングが必要です。スムースヘアーも定期的にブラッシングを行うことで、健康な被毛を保つことができます。

冬の寒さ対策

スムースヘアーのミニチュアダックスフンドは特に冬の寒さに弱いので、衣類を着せるなどの工夫が必要です。温かく過ごせるように注意してあげましょう。

ペットショップで購入する場合だと、平均27万円〜が相場になります。

STEP
里親

里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ミニチュアダックスフンドの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。

STEP
ブリーダー

ミニチュアダックスフンドの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。

STEP
ペットショップ

ミニチュアダックスフンドの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。

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