英語表記 Cavalier King Charles Spaniel
サイズ 小型犬
グループ 9G(愛玩犬)
原産国 イギリス
体高 31cm~33cm
体重 5kg~8kg
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、「コンフォーター(癒しの)・スパニエル」と称されるほど、やさしい性格と、絹のように美しい毛並みが特徴的な犬種です。日本の住環境での室内飼育に適しており、飼いやすい犬種の一つと言えます。しつけがしやすく、物覚えも良いため、犬を飼うのが初めての人にも向いています。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの毛色には、ブレンハイム(赤褐色と白)、トライカラー(赤褐色と黒と白の3色)、ブラック・タン(黒と赤褐色)のほか、ルビー(赤褐色)という特徴的な毛色名を含む4種類があります。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの平均寿命は9歳から14歳と言われており、他の小型犬に比べると比較的短い寿命を持つ犬種です。
心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全)
左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかりと閉まらなくなる疾患です。
脊髄空洞症
脊髄の中に水のたまった空洞ができ、脊髄の機能に障害が起こる疾患です。
外耳炎
細菌やカビが原因で、外耳道に炎症が起こる疾患です。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、活発でありながら大変穏やかで友好的な性格で知られています。落ち着いているが遊びも大好きで、争いを好まず他の犬や人間とも仲良くなろうとします。人の気持ちをよく考えて汲み取ろうとし、神経質な面が少なく、子どもに対しても根気よく大らかに接します。
スパニエル犬種の起源と歴史
スパニエル犬種はもともと猟犬として使われており、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの祖先犬も16世紀頃に存在していたと考えられています。イギリス王室でも古くから犬を愛好しており、さまざまなスパニエル犬種が王室で飼育されていました。
イギリス王室とスパニエル犬種
スパニエル犬種は、その名が示す通り、チャールズ1世および2世によって特に愛されていました。当初はコッカー・スパニエルと非常によく似た外見をしていたと言われています。
キング・チャールズ・スパニエルの誕生
19世紀に入ると、小型のスパニエルと東洋の鼻ぺちゃの愛玩犬を交配して、短吻のスパニエルが誕生しました。この時、犬種名が「キング・チャールズ・スパニエル」とされました。このタイプのスパニエルは、現在のキャバリアよりもひとまわり以上小さく、鼻が潰れて短かったとされています。
しつけ
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(キャバリア)は賢く、しつけやすい犬種ですが、同時に寂しがり屋でひとりが苦手な性格も持っています。したがって、お留守番の際などを考慮して、しっかりとしつけておくことが重要です。
毎日の散歩が大切!
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは小型犬としてはやや大きめですが、運動量は適度で、毎日30分程度の散歩が適しています。また、遊び好きな性格なので、特に若い頃は室内で一緒に遊んであげることも大切です。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
キャバリアの被毛はダブルコートで、下毛が抜けやすい特徴があります。トップコートはあまり伸びることはなく、床に引きずるほどではありません。一部の個体は巻き毛やくせ毛の場合もあり、絡みやすいため、週に3回程度はブラッシングしてあげると良いでしょう。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
ペットショップで購入する場合だと、平均24万円〜が相場になります。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。