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英語表記 Boston Terrier
サイズ 小型犬
グループ 9G(愛玩犬)
原産国 アメリカ
体高 28cm~38cm
体重 7kg~9kg
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ボストン・テリアは、スクエアな独特の頭部と体型、特徴的な毛色が特徴です。小さな体に引き締まった筋肉質な体質は力強さを感じさせます。特に、黒に白斑が入った体は「ボストンカラー」と呼ばれ、この犬種の魅力をさらに引き立てています。また、小型犬ながら体重によりサイズが3つに分類される珍しい犬種でもあります。
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ボストン・テリアの毛色は、ホワイト・マーキングのあるブリンドル、シール、またはブラックが一般的です。特に口吻の周りや目の間、首、胸にホワイトの斑が入り、この模様は白いシャツの上にタキシードを着ているかのように見えることから、「タキシード・カラー」とも呼ばれます。この特徴的な模様がこの犬種の魅力となっています。
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ボストン・テリアは平均寿命が13歳から15歳と言われ、比較的長生きする犬種として知られています。
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角膜炎
角膜が傷つき、充血する疾患です。
チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)
第三眼瞼腺が飛び出してしまう疾患です。
アトピー性皮膚炎
かゆみを伴う湿疹ができる皮膚疾患です。
膝蓋骨脱臼
高い所からジャンプしたりすることで起こる膝蓋骨の脱臼です。
気管虚脱
気管がつぶれてセキや呼吸困難が起こる疾患です。
結膜炎
ほこりなどで目に炎症が起こる疾患です。
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ボストン・テリアは優しく快活な性格で活発であり、知らない人や犬にも上手に接します。飼い主の表情や気持ちを敏感に感じ取る繊細さがありますが、時に嫉妬深くなり、他の犬や子どもに対して攻撃的な態度を示すことがあります。
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ボストン・テリアの起源と歴史
ボストン・テリアはアメリカ原産の小型犬種であり、その歴史は比較的新しいものです。1865年頃にアメリカのボストン市周辺で誕生した犬が、この犬種の基礎となりました。この犬は白いイングリッシュ・テリアとブルドッグを交配して生まれたもので、その後の交配によってボストン・テリアが誕生しました。
ボストン・テリアの祖先犬
ボストン・テリアの祖先となった犬には、ジャッジという体重約15kg(32ポンド)の中型犬や、その子孫であるエフ、トビンズ・ケイトなどがいます。これらの犬たちを交配することで、ボストン・テリアの特徴的な外見が形作られました。
ボストン・テリアの特徴
ボストン・テリアは「タキシードを着たアメリカ紳士」とも呼ばれるほど、優雅でスマートな外見を持っています。その名の通り、体には白地にブリンドルの斑が入る「ボストンカラー」と呼ばれる模様が特徴的です。また、性格は優しく快活であり、知らない人や犬にも上手に接することができますが、時に嫉妬深く攻撃的な面を見せることもあります。
ボストン・テリアの人気と普及
ボストン・テリアはアメリカを代表する犬種の一つとして知られ、その人気は世界中に広がっています。2012年時点でアメリカ国内だけでも12,000頭以上が登録され、日本でも1,600頭以上が登録されています。その愛らしい容姿と愛嬌ある性格から、多くの人々に愛されています。
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しつけ
子犬の頃からしつけやけじめを重視し、穏やかなリーダーシップを示すことが大切です。愛情を持って接し、常にコミュニケーションを取ることで、落ち着いた性格を育てることができます。しかし、過保護や愛情不足は問題行動を引き起こす可能性があるため、バランスを保つことが重要です。
毎日の散歩が大切!
ボストン・テリアは活発で遊び好き、運動も好きな犬種です。若い犬にはドッグスポーツなどの活動を取り入れると良いでしょう。ただし、太りやすい体質なので、適度な運動が重要です。1日の散歩の時間は30分〜1時間程度が適しています。夏季など暑い時期は散歩を控え、室内での運動を考えましょう。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
ボストン・テリアは短毛で被毛の手入れが比較的簡単ですが、暑さには弱い特徴があります。抜け毛はこまめに取り除き、被毛がすっきりと風通し良くなるように心がけましょう。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
健康管理
ボストン・テリアは短頭種であり、過剰な運動や高温下での活動には注意が必要です。熱中症などの危険性があるため、暑い日には散歩を控えるか、日陰を利用して行いましょう。また、運動後には水分補給をしっかり行い、体調管理に気を配りましょう。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
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ペットショップで購入する場合だと、平均25万円〜が相場になります。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ボストン・テリアの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
ボストン・テリアの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
ボストン・テリアの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。