英語表記 Chihuahua
サイズ 小型犬
グループ 9G(愛玩犬)
原産国 メキシコ
体高 12cm~20cm
体重 1.5kg~3kg
チワワは活発で好奇心旺盛、そして警戒心が強い一面もあるため、適切なしつけや社会化が重要です。小さな体に敏感な性格を持つため、優しく穏やかに接することが大切です。また、適度な運動や適切な食事管理が健康維持に役立ちます。
チワワは、超小型犬として知られ、体重は3kg以下です。スムースチワワ(スムースコート)とロングチワワ(ロングコート)の2つの被毛タイプがあります。特に愛らしい瞳とアップルヘッド(りんご形の頭)が魅力的です。
チワワは小型犬の中でも特に長生きする傾向があり、寿命は12〜20歳とされています。
水頭症(すいとうしょう)
脳に水がたまってしまい、ふらつきやけいれんなどの神経症状が起きる疾患。
歯周病(しつうびょう)
口の中に歯垢がたまり、歯ぐきやあごの骨が炎症を起こす疾患。
気管虚脱(きかんきょたつ)
肺への空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれて呼吸ができなくなる疾患。
マラセチア皮膚炎(まらせちあひふえん)
犬の皮膚に寄生する真菌(マラセチア)が増殖し、皮膚がべたつき、赤く腫れる疾患。
心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全症)
心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁がしっかりと閉まらなくなる疾患。
てんかん
脳の構造には異常がないにもかかわらず、けいれん発作が突然起こる疾患。
難産
体が小さいから子犬が生まれにくい状態。
肛門嚢疾患(こうもんのうしっかん)
細菌感染や肛門嚢が詰まって炎症が起こる疾患。
鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)
足のつけ根(鼠径部)にある隙間が広がって、内臓が外に押し出される疾患。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
ひざの皿の骨が正常な位置からはずれる疾患。
泉門開存(せんもんかいぞん)
頭のちょうど真ん中にある泉門が成犬になっても閉じずに開いたままになっている状態。
チワワは明るく陽気ですが勇敢な性格です。非常に保守的で、家族とそうでない人をはっきりと区別します。 そのため、侵入者に対しては非常に敏感に反応し、番犬として優秀ではありますが、怖がりゆえの吠え癖もあります。
チワワの起源と歴史
古代メキシコに存在した小さな犬「テチチ」がチワワの祖先と考えられています。
テチチの起源とメキシコでの歴史
テチチは9世紀以降に記録され、マヤ文明時代のユカタン半島でも見られたとされています。
スペイン軍との接触と絶滅の危機
16世紀にスペイン軍が南米を侵略する際には、テチチは絶滅の危機にさらされました。
チワワとしての発見と育種
1850年にメキシコのチワワで発見された3頭の小さな犬が犬種の基礎となりました。その後、アメリカに持ち帰られ、チャイニーズクレステッドドッグなどとの交配を経て現在の形に近づきました。
チワワの世界への普及と人気の高まり
チワワは1904年にアメリカンケネルクラブに登録され、アメリカで育種されました。日本には1970年代に輸入され始め、都市部でも人気が広まりました。
しつけ
賢く物覚えが良いですが、頑固な面もあるため、しつけは根気よく、工夫をしながら行いましょう。
毎日の散歩が大切!
運動量そのものは室内でも事足りますが、気候の良い時期は毎日20分程度の散歩に連れ出すようにしましょう。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
被毛はスムースとロングの2種類がありますが、いずれも毛は厚くないため、冬は寒さに弱いです。衣類を着せるなどの工夫が必要です。また、夏の暑さにも強くないため、温度管理にも注意が必要です。ロングコートの場合は毛玉に注意し、週に2回以上のブラッシングが必要です。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
ペットショップで購入する場合だと、平均20万円〜が相場になります。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。チワワの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
チワワの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
チワワの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。