英語表記 Toy Poodle
サイズ 小型犬
グループ 9G(愛玩犬)
原産国 愛玩犬
体高 25.4cm以下
体重 1.8~2.7kg
トイ・プードルはフワフワの巻き毛が特徴で、ぬいぐるみのようにキュートな姿が魅力的です。2023年においても、JKCの「国内犬種別犬籍登録頭数」で1位を獲得するなど、人気が高い犬種です。その人気の理由は、見た目の可愛さだけでなく、抜け毛や体臭が少ないなど、飼いやすい点も挙げられます。さらに、明るく温厚で友好的な性格であり、しつけもしやすい利口な犬種として知られています。都市部での飼育にも適しており、運動能力も高く、ドッグスポーツでも活躍します。
バリエーション豊富な色
トイ・プードルの被毛の色は非常にバリエーション豊富で、ブラック、ホワイト、レッド・フォーン、ブルー、グレー、ブラウン、オレンジ・フォーン、ペール・フォーンなどの単一色が望ましいとされています。生まれたときには一番濃い色をしており、成長とともに徐々に薄くなり、毛色によっては一生涯変化し続けます。
フワフワの強い巻き毛
トイ・プードルの被毛はフワフワとした強い巻き毛のシングルコートで、抜け毛や体臭が少ないのが特徴です。被毛は伸びるため、定期的なトリミングが必要です。
トリミング次第で変化
被毛のカット次第で、キュートなルックスからエレガントなスタイルまで、幅広い表情を楽しむことができます。定期的なトリミングは、飼い主さんの好みに合わせて変化を楽しめる醍醐味でもあります。
プードルの毛色について、犬種標準に基づき、「アプリコット」は「オレンジ・フォーン」、「クリーム」および「シャンパン」は「ペール・フォーン」、「シルバー」は「グレー」などとなり、また、「ベージュ」などの毛色はスタンダード外となる場合があります。
トイ・プードルの平均寿命は15.4歳です。小型犬の中でも比較的長生きする犬種ですが、近年はフードの質や生活環境の向上によって寿命が延びています。
骨折や亜脱臼
華奢な骨格と飛び跳ねる性格が特徴の犬種では、骨折や亜脱臼が起こりやすいことがあります。
膝蓋骨脱臼
足を引きずったり、ピョコッと上げて歩く膝蓋骨脱臼も起こりやすいため、注意が必要です。
乳歯遺残
小さな顔立ちなので起こりやすい乳歯遺残も注意が必要です。
垂れ耳と外耳炎
垂れ耳になりやすいとされる犬種では、外耳炎にかかりやすい傾向があります。
目の問題に対する注意
涙があふれ出て目のまわりの毛が変色する流涙症や、瞳が濁ってきたら治療が必要な白内障も、定期的な健康チェックと注意深いケアが必要です。
トイプードルは非常に聡明であり、運動能力が高く、好奇心旺盛な犬種です。プードルの中でも最も賢いと言われることがあります。性格は欠点の少ない優等生的な面があり、家族に対しては愛情深く接し、他の人や犬とも上手に付き合います。
歴史的な経緯
プードルの起源はロシアまたは中央アジア北部にあり、ヨーロッパを横断して広まり、最終的にはドイツからフランスに伝わったとされています。フランスでは猟犬としてだけでなく、愛玩犬としても人気を博しました。
初期の役割
初期のプードルは使役犬として活躍し、荷車を引いたり、水辺でのカモ猟に使われました。ドイツでの猟犬としての役割を経てフランスに伝わりました。
現在の活躍
近年の日本では、プードルは毛が抜けにくいことから、病院などのアニマルセラピー犬として活躍することがあります。また、警察犬としての訓練を受けたトイプードルも存在し、嘱託警察犬として働くこともあります。
しつけ
トイプードルは優雅な外見とは裏腹に、活発で賢い性格を持っています。好奇心も旺盛で、十分な運動や刺激を求めます。運動不足やストレスがたまると、室内やケージ内でのいたずらをすることがあります。
毎日の散歩が大切!
毎日の十分な散歩や室内での遊びを通じて、運動不足を解消しましょう。特に夏は水遊びなどを楽しむことで、体を冷やしストレス解消にもなります。運動不足が原因での行動問題を予防するためにも、適切な運動が必要です。
シャンプー
定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。
ブラッシング
プードルの被毛は毛が抜けにくい特徴がありますが、独特の細かいカールが絡まりやすくなっています。定期的なブラッシングが必要で、週に2~3回、できれば毎日行うことが望ましいです。
歯磨き
歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。
夏のカット
寒冷期以外の季節では、被毛を短くカットすることで絡まりを防ぎやすくなります。特に季節の変わり目などは抜け毛が増える時期なので、こまめな手入れが重要です。コンチネンタルカットやテディベアカットなど、適切なカットスタイルを選ぶこともポイントです。
適切なフードを選んで与えよう
犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。
ペットショップで購入する場合だと、平均20万円〜が相場になります。
里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。プードルの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。
プードルの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。
プードルの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。