犬のまとめ|犬に関する疑問、不思議、心配などを楽しく学びながら一緒にいよう ボクサー | 犬のまとめ  

ボクサー

英語表記      Boxer

  サイズ       大型犬

グループ      2G(使役犬)

原産国       ドイツ

体高        57cm~63cm

体重        30kg前後

ボクサーは、精悍でありながらどこか愛らしさも感じさせる独特の風貌が人気の犬種です。強そうな外見とは裏腹に、性格は穏やかで安定しており、子どもとも仲良く過ごすことができると言われています。しつけは比較的しやすいですが、大型犬のため、幼犬期から飼い主の指示に従えるようにトレーニングしておくと、より飼いやすいパートナードッグに育ちます。

ボクサー犬は、フォーン色やブリンドル模様で、特にブラックマスクが必要とされ、さらに白いブレーズ(顔の中心部分にある白い斑点)があることが好ましいとされています。

過去には、白い毛色を持つボクサーは全体の3分の1までとされていました。これは、白い毛色が多い個体は聴覚障害などの重い遺伝病を持つ可能性が高いためです。しかし、最近では、単に白い毛色が多いからといって、即座に淘汰するのではなく、繁殖目的に使わないことを条件に、白い毛色を持つボクサーの存在が認められるようになっています。

ボクサーの平均寿命は、一般的には10~12歳とされています。ボクサーは大型犬に分類されます。

肥大性心筋症

肥大性心筋症は、心臓の筋肉が異常に肥大し、心臓の機能が損なわれる病気です。この病気は通常、遺伝的な要因や心臓の病気、高血圧などが原因となります。症状には息切れ、倦怠感、胸痛などがあります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、椎間板が変形したり破裂したりして、脊髄神経や神経根を圧迫する病気です。症状には急激な疼痛や脚部のしびれ、歩行困難などがあります。適切な治療を受けないと、神経障害が残ることもあります。

潰瘍性角膜炎

潰瘍性角膜炎は、角膜の表面に潰瘍ができる病気で、深部まで炎症が広がることがあります。原因は外傷や細菌感染、アレルギーなどさまざまです。症状には目の痛み、充血、違和感などがあります。

胃捻転

胃捻転は、胃がねじれて血流が阻害される緊急を要する病気です。主に大型犬に見られ、急激な運動や食事後の激しい運動、胃の形状などが原因となります。早期発見と適切な処置が重要です。

クッシング症候群

クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる病気です。症状には多飲多尿、食欲亢進、皮膚の変化などがあります。治療には薬物療法や手術が用いられることがあります。

悪性腫瘍

悪性腫瘍は、皮膚や内臓などのさまざまな部位に悪性のしこりができる病気です。原因は遺伝的な要因や環境要因が考えられます。早期発見と治療が重要です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、花粉やほこり、ダニなどのアレルゲンによって引き起こされる皮膚の炎症症状です。症状には皮膚のかゆみ、赤み、乾燥などがあります。管理にはアレルギー対策や薬物療法が行われます。

ボクサーは活発で陽気な性格を持ちながらも、比較的落ち着いた行動を示します。家族に対する愛情は深く、一方で保守的な一面から、見知らぬ人や他の犬には警戒心を抱くこともあります。服従心が強く、命令に真剣に取り組むため、時には頑固な態度を示したり、笑いを誘ったりすることもあります。飼い主との信頼関係が築かれると、外出時には常に飼い主の指示を待ち、飼い主の動きに注意を払うことが特徴です。

起源と猟犬としての役割

ボクサー犬は、ドイツで生まれ、元々は猟犬として使われていました。その役割は、猟師が到達するまで獲物に噛みついて離さないことでした。この猟犬としての性質は、後のボクサーの特徴の基礎となりました。

ブレンバイサーとしての時代

ブレンバイサーとして知られるこれらの犬は、猟師たちが自ら改良して育種を行っていました。この過程で、獲物に飛びかかる勇敢さ、強靭なあご、そして服従性などが重視されました。また、闘犬として飼われていた犬も改良に使われましたが、闘犬が禁止された後は家畜の警備へと転換していきました。

犬種の確立とアメリカへの伝播

1895年頃、ドイツではブレンバイサーを一つの犬種としてまとめる動きが起こり、ボクサーという名前が与えられました。そして、1905年頃には公式に犬種として認められました。同時期にボクサーはアメリカにも伝わり、アメリカで繁殖が進められました。

しつけ

ボクサーは家族に対して非常に忠実で愛情深いものの、家族とそうでない人間や犬を明確に区別する保守的な面があり、外から刺激を与えられると、時に攻撃的になることがあります。この欠点を補うのが訓練性能の高さと服従性です。子犬の頃からしつけや訓練をしっかり行い、外では決して愛犬から目を離さず、いつでも命令ができる状態でいることが危険防止になります。

毎日の散歩が大切!

ボクサーは、運動能力や欲求が強いため、毎日十分な散歩が必要です。少なくとも1日に1時間くらいは散歩に行くようにしたいものです。器用ではありませんが遊び好きでもあるので、ボール遊びなどゲーム的な要素を取り入れるとより良いでしょう。

シャンプー

定期的なシャンプーが必要です。ただし、過度なシャンプーは皮脂を落としてしまうため注意が必要です。

ブラッシング

ボクサー犬の被毛は、オーバーコートだけが生えたシングルコートです。犬の被毛には通常、オーバーコートとアンダーコートの2種類があります。オーバーコートはしっかりとした太い毛で、皮膚を守る役割を果たします。一方、アンダーコートは細くやわらかい毛で、体温を調節する役割があり、季節によっては換毛期があります。

ボクサー犬はオーバーコートだけの被毛を持つため、抜け毛が比較的少ない傾向があります。

歯磨き

歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。

健康管理

日本の気候では、厳寒や酷暑いずれにも弱く、短頭種でもあるため、特に夏の戸外で長時間の運動は避けましょう。

適切なフードを選んで与えよう

犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。

ペットショップで購入する場合だと、平均18万円〜が相場にです。 

STEP
里親

里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。ボクサーの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。

STEP
ブリーダー

ボクサーの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。

STEP
ペットショップ

ボクサーの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう。

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