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オールドイングリッシュシープドッグ

英語表記      Old English Sheepdog

サイズ       大型犬

グループ      1G(牧羊犬・牧畜犬)

  原産国       イギリス

体高        60cm~

体重        30kg

この犬は、体長と体高がほぼ同じで、肩よりも腰の方が高い足長のプロポーションを持つ大型犬です。お尻の方が肩よりも張っているため、ウエストを中心に洋梨のようなシルエットに見えます。体を揺らすように歩く独特の様子は、「側対歩」と呼ばれ、同じ側の手足を同時にあげることから生まれます。頭部は大きく、ストップ(鼻と額の曲がり目)があり、目の色は濃いものが好まれます。歴史的に断尾されてきましたが、動物愛護の考え方の変化や毛量から、家庭犬として断尾されないことも増えています。吠え声は太く響くような、独特の声をしています。

オールドイングリッシュシープドッグの毛色は、一般的には胴体がグレー、グリズル、またはブルーを基調としています。さらに、胸部、頭部、首、手足、下腹部にはホワイトの斑点や広がりがあることが基本とされています。この特徴的な毛色は、品種の美しさと個性を際立たせる要素となっています。

Full length side view of Old English Sheepdog standing on blue background

オールド・イングリッシュ・シープドッグの平均寿命は10〜12歳程度です。 

外耳炎

耳の炎症が原因で起こる病気。頭を振ったり、耳をかく仕草が見られる場合は注意が必要です。早期治療で慢性化を防ぎましょう。

心臓疾患

オールドイングリッシュシープドッグは心臓疾患にかかりやすい傾向があります。特に三尖弁閉鎖不全症や拡張型心筋症が報告されています。これらの疾患は、定期的な健康チェックが必要です。初期の発見や管理が重要です。

眼病

進行性網膜萎縮症や白内障などの眼病も、オールドイングリッシュシープドッグにとって注意すべき疾患です。定期的な眼科検査や早期の治療が重要です。

骨や関節の問題

股関節形成不全症は大型犬によく見られる問題であり、オールドイングリッシュシープドッグも例外ではありません。適切な運動や体重管理が重要です。

胃捻転

胃捻転は大型犬によく見られる深刻な状態であり、急速に対応する必要があります。食事の管理や適切な運動を行い、予防に努めましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は高齢犬によく見られます。症状には元気消失や脱毛、肥満があります。定期的な健康診断を受け、早期発見・治療を心掛けましょう。

この犬は、陽気さと穏やかさのバランスが良く、やんちゃな一面を持ちながらも、飼い主をよく見て行動する賢さも備えています。番犬にはやや向かないほど人懐こい個体が多く、子どもや他の動物とも仲良くできる傾向があります。

オールドイングリッシュシープドッグ(OES)は、愛称である「ボブテイル」で知られることも多い犬種です。その名前の通り、尾が短いことが特徴的ですが、実際には生まれつき尾が短い個体は少なく、多くは断尾されてきました。19世紀のイギリスでは、作業犬はペットと異なり、所有することに税金がかからないとされていました。そのため、目印として尾を短くカットされることが一般的でした。こうして生まれた「ボブテイル」という名前が愛称として広まりました。

この犬種は、18世紀後半から19世紀にかけて初めて文献に登場しましたが、その歴史は比較的新しいものです。外見や性格から、ベアデット・コリーやイギリス土着の犬、さらにヨーロッパ大陸やロシア由来の犬など、複数の犬種が交配されて生まれたと推測されています。

オールドイングリッシュシープドッグは、主に牧羊犬として使役されていました。その仕事は、家畜を追って移動させたり、護送するためのものでした。19世紀のイギリスでは、作業犬はペットと異なり、所有することに税金がかからないとされていました。そのため、目印としてしっぽを短くカットされていました。こうして付いた「ボブテイル」の愛称が定着しました。

オールドイングリッシュシープドッグは、1873年のイギリスのドッグショーに初めて出展され、19世紀末にはアメリカに輸出され、20世紀初頭には人気犬種となりました。その独特の風貌やゆったりとしたイメージから、アメリカではミュージカル映画「アニー」に登場するなど、広く愛されています。

しつけ

性格は陽気で穏やかであり、家族や他の動物とも仲良くすることができます。ただし、頑固な一面があり、しつけは注意が必要です。子犬のうちからしっかりとしたしつけを行い、社会化を促すことが重要です。

耳掃除

汚れがない場合は基本的に必要なし。汚れがある場合は優しくふき取りましょう。

毎日の散歩が大切!

オールドイングリッシュシープドッグは大型犬であり、やや太りやすい傾向があるため、定期的な運動が重要です。1日に2回以上、計1~2時間以上の散歩が望ましく、特に若いうちはボール遊びやひっぱりっこなどの遊びをたくさん取り入れてあげると良いでしょう。

トリミング

定期的なシャンプーや、顔の毛を視界を妨げない程度に整えることも大切です。

ブラッシング

長毛で、上毛と下毛の両方が豊かで、抜け毛が多いため、毎日のブラッシングやコーミングが必要です。

歯磨き

歯磨きは毎日行うのが理想。歯磨きが苦手な場合は歯磨きガムやシートを検討しましょう。

適切なフードを選んで与えよう

犬の成長や健康に合わせて、総合栄養食を与えよう。適切なフードで元気に育ってね。

オールドイングリッシュシープドッグの子犬のご成約価格の平均は約55万円でした。

STEP
里親

里親になる方法もあります。保健所や動物愛護センター、ボランティア団体などで里親募集が行われています。オールドイングリッシュシープドッグの里親は人気が高く、すぐに新しい飼い主が見つかることが多いため、定期的に情報を確認しましょう。

STEP
ブリーダー

オールドイングリッシュシープドッグの子犬をブリーダーから購入することが一般的です。ブリーダーを選ぶ際には、犬舎を訪問できるかどうかや親犬と兄弟犬の健康情報について尋ねましょう。ワクチン接種の情報やアフターケアについても確認し、信頼性のあるブリーダーを選びましょう。

STEP
ペットショップ

オールドイングリッシュシープドッグの子犬はペットショップで入手することもできますが、繁殖頭数が少ないため、店頭での販売はまれです。ペットショップで探す場合、店舗に問い合わせて子犬の入手可能性を確認しましょう

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